地上の星はいずこにありや

大切な者から命を手渡され、手渡されても叶わぬならば、仇の手にも託さんとする。
疫病が蔓延し、荒廃する大地と人心。そんな中、物語は三人の登場人物の視点をリレーして、結末を追っていく。命をつなぐこのストーリィの流れ着いた先でしか見られない結末を、どうぞツバメの目となって目撃してください。

本当に大切なものは何なのか?
読了して問いかける時間こそが、この作品の本領である。

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