詐欺師は異世界で王をやる

@hiroyadeee

第1話 詐欺師、殺される!?

「いやー今日のカモは楽だったな」、いつものように呟きながら帰ってる。

いつもふと思うことがある。俺は一体何をやってるんだろう、と。

まぁ俺の人生なんてそんなもんか、光輝は悲しくなっていた。

『振り返れば詐欺師やって10年か、長いもんだな』、俺はベットに寝ながら

自分の過去を思い出していた。大学の頃、学んだ心理学も今では詐欺に使ってる。

笑えてくるな、と思ってたら、高校の時の先生が言ってた言葉を思い出した。

「確か高校の先生はこう言ってたな、『大学というのは、これからの人生の指針になるものである。何を学ぼうとも無駄なものなどはない』、だっけか確かに無駄なことはなかったな。」自分の部屋の天井を見ながら言った。「心理学を学んだおかげでこんなにも楽に稼がせてもらえたは〜、ほんまありがとな白髪のおっちゃん講師」と呟きながら、俺はゆっくり目を閉じ、眠りについた。

次の日の朝

俺はいつも通りのように朝はコーヒーを片手に今回のターゲットの写真を見てた。詐欺師は優雅に朝を過ごすのだ。「今回のターゲットは女か、まぁまぁ可愛いな」写真の女性はおしとやかそうな女の子だな。こういうタイプは楽やな〜」詐欺師はニヤつい来ながら家をでた。俺の従順な弟子の聡調べやと、このカフェで毎朝、読書をして会社にいくのが彼女のルーティンだ。そのカフェにつくと光輝は彼女がいるかを確認する、彼女の写真をスマートフォンで見ながら、探していくと彼女の姿はない。光輝は疑問に思ったが、とりあえずカフェ全体が見えるような席に座る。時計を見るといつもならいる時間になってもいない。光輝は不思議に思いトイレに行って聡に電話をしてみるが、電話をしても出ない、席に戻ろうとするがトイレのドアがなぜか開かない、ガチャガチャ

「なんで開かないんだ」光輝は今の状況を不思議に感じていた。やっとの想いでトイレのドアをこじ開けると、カフェのドアは閉まっていた。その時、「久しぶりね」と女の人が言った。その時の声はとても冷たかった。光輝は振り返った瞬間、自分の腹部が痺れていることに気付いた。「熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い」

自分の腹に今まで感じたことのないような痛みと熱さがあった。

意識が朦朧とした中で写った顔は何年か前に結婚詐欺に引っ掛けた女と聡がいた。

「おまえ、裏切りやがって」俺はそのまま意識が無くなった。



「奥様、生まれました」「元気な男の子です」

ここはどこだ?俺は見知らぬ天井を見ていた。




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