世界の深みにメカが誘う

テンポが良く、かつ描写が丁寧。
また世界観も魅力的で、ミニマムな戦場から遠大な歴史まで一気に広がりを見せる。
メカを兵器として運用する軽快さと、爵位などが示す世界の重厚さが渾然一体となり魅力は尽きない。
また、ヴリルエネルギーなど端々に出てくるネーミングに、深い造詣が感じられ読み進めるのが楽しみになる。