世界を構成する最少人数は二人

本作は意図せず透明人間になってしまった主人公が、誰にも認識されずに彷徨する中で、同じ境遇の少女と出会うことから始まります。
人は認識し、また認識されることでその存在を維持しているとも言いますが、ではそれが認識されなくなったらどうなるのか、またそんな存在同士が出会ったらどうなるのか、そんな現代人の悩みのメタファとも感じられる作品です。

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