ボクは生きたい。

　隕石の表面にこびりついていた地球外生命体ホモ・サルパ。コロニーに電気信号を与えることで自在に形を変えることが出来、知性をも持つことから、人間の代替として研究が進められた。
　研究者アレックスの主導で、完全な人間の姿となったコロニー、アダムは、発生心理学者シェリルのもとで教育を受けることになった。人間の道具としてアダムを教育したいアレックスだったが、これに真っ向から対立したのがシェリルだった。彼女は知性の発達を促すためにも自我を確立すべきだと主張。彼女の主張は研究チームに受け入れられ、アダムの教育方針は変更となった。だが、これにアレックスは納得していなかった。