五
たなばたをすぎたら
あえなくまわる
みるくの道は
嵩増しあふれ
かささぎの群
微塵にくずれ
それでも互いにいっとう光る
ひるよるかわる
黄昏の果て
よるひるかわる
暁の果て
幾百の明滅のむこうがわ
たなばたをすぎたら
くるくるまわる
近づいていく 夜のやくそく
「夜をすぎたら」
【企画用詩集】なな月 相園 りゅー @midorino-entotsu
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