生きにくい環境から逃れるため
地上へと飛び立つ者と
地下深くに住処を求める者に分かれた
これは地底を選んだ人々の
その先を描いた物語

真っ暗な地の底にいた僕たちの
心は寂しくなっていく
絆だけでは満たされない
見上げたその先求めてる

隕石によって、文明が滅びた未来の世界。「僕」たちは、海の底に作ったドームに暮らした人々の子孫だった。
「僕」が受けている授業を通して、この世界について読み解いていくポストアポカリプス作品です。
鯨の描き方がとても素晴らしくて、最後の先生のセリフと共鳴しているように感じました。