しっかり丁寧に作りこまれたファンタジーの世界、そして、それを丁寧に描いています。
丁寧なんだけど、長すぎず、しつこすぎない説明なので、私のように普段からライトノベルしか読まないような人間でも読めます。
読める理由は、何といってもストーリーの面白さです。
純粋に面白い!
主人公が命の危険にさらされたり、強い敵がいたり、純粋で可愛いパートナーがいたり。
ハラハラワクワクが止まらなくて〇↓のボタンをつい押してしまいます。
異世界転生してチートスキルを覚えて、最強になって、女の子にもてまくって…というテンプレストーリーも決して嫌いじゃないけど、もう飽きたという人には、本当にお勧め。
ハイファンタジーの良作品です。
お勧めまちがいないです♪
very goodの中でもかなりexcellentに近いvery goodです。
異世界ファンタジーに抵抗を持ってしまい、何かと避けてしまっていたのですが、今回この作品を恐る恐る読んでみたところ……。もう、素晴らしかったです。こんなに星がつくのにも納得がいきます。
キャラ設定も十分にできているし、文章構成もしっかりと固めてあるのでとても読みやすいです。
ここではネタバレになるので多くは言えませんが私はこの作品で好きなキャラがいるのです……。
きっと「あの人」が好きな人もいるのでは……?
面倒見がいいんですよね……。そういう人、結構好きです。
しかもこの作品のタイトル「風が伝えた愛の歌」。
タイトルからなにか惹かれるものがありませんか……?
私だけかもしれませんが、このタイトルにも深い意味が込められていることが最新話まで読んだだけでも分かりました。
何かと異世界ファンタジーを避けてしまう人、異世界ファンタジーを読むこと、書くことに抵抗がある人、絶対この作品から読み始めてみるべきです!
これからの展開が楽しみです。
今後の期待を込めて、星ふたつ。
身を粉にして人を救う主人公は、ヒーローそのもの。根暗だが自己犠牲と守るという情熱が、読者を清らかな気持ちにしてくれる良き作品です。
ただ、聖人君子の主人公と、彼を取り巻く献身的な人々。悪役も私利私欲という訳ではなく、何処かカッコ良い。少し、人間味より理想が高く描かれてる印象があります。
それでも、綺麗な文体で綴られるストーリーと、目の前で体験しているような高い表現力を実現できる程の描写力には、期待が高まります。
まだ、これからな作品だと思いますので、今後のキャラの掘り下げや、新キャラの登場などで、十分に化ける作品だと思います。
色々なものを失った主人公は世界を彷徨う孤独な旅を続けています。
その心はひび割れた大地のようにからからに乾ききったものでした。
そんな主人公が旅の途中で出会った少女は彼の心に何をもたらすのでしょうか?
そんなほのぼのとした序盤から、孤独な青年と純粋な少女が旅を続ける…のかと思いきや、読者の心を掴んで離さない急展開が待っています。
その描写が表現や文体がとてもきれいで情景が分かりやすいものでした。
また、この作品の主人公は色々なものを失いながらも憎い相手に憎悪の心の赴くまま殺したりしないのです。
若いのに人格者というべき主人公を待つ未来が明るいものでありますように。