科学が制限された世界とポンコツロボットはロマンですよね!

水沢茜、17歳。将来の目標はマッドサイエンティスト。
部室で親友の時子と月を見ていたはずなのに――

目覚めると、文明崩壊した未来と思しき世界で、
アカネはポンコツロボットのピピと出会う。
頭上には、巨大な月。

怪物は出るわ地震は起きるわ人口激減してるわ、
人類は過去の遺物を利用して生き延びてるけれど、
過度の科学的知識を持っていると〈魔女〉として
〈魔女狩り〉に狙われる世界で。

いきなりそんな状況に放り出されたのに、
前向き過ぎるというか楽しければそれで良しな
アカネの性格と、ポンコツなピピとの掛け合いが
めちゃくちゃ楽しいです!

〈魔女〉とは何か、〈魔女狩り〉とは何か。
地球は何故、このような状況になったのか。
アカネの謎の記憶は、いったい何なのか……。

全てが怒涛の勢いで収束していく最終章が熱い!
SF好きな皆さん、面白いですよ! おススメです!

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