概要
テレビドラマ脚本「タヌキ君のコンピュータ」
あらすじ:天才ゲーム作家・片倉哲郎(22)のもとに届いたPCは、動物園から脱走した狸が化けたコンピュータヌだった。大手ゲーム会社へ(請われて)就職するか、それとも解散寸前の人形劇団の座つき作家になるか、悩む哲朗にコンピュータヌはアドバイスする。某専門学校の実習用に書いたシナリオです。映像化(一般には未公開)されました。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!脚本という形式を軽やかに踊りこなすタヌキ君!
カクヨムでは珍しい戯曲形式の作品。舞台は現代で、天才的なインディー・ゲームの作者と八王子出身の不思議なタヌキ君を中心とした、創作に携わる人たちにまつわる短めの群像劇です。
ゲームという媒体が徹頭徹尾プレイヤーを楽しませようという親切心を要求するのと同様に、この作品も読む人を面白がらせようという気配りに満ちています。その重要な任務のかなりの部分を担うのが誰あろう摩訶不思議なタヌキ君。ひょんなことから主人公の部屋に送り込まれてしまったタヌキ君の奮闘ぶりはぜひとも映像化したい(映像を見たい)軽妙なコメディに仕上がっていて、とある選択に悩む主人公の重苦しい雰囲気を和らげます。
しかしタヌキ君を単なる…続きを読む