いつだって暗闇に向かって話しかけている
わかってほしい罪 懲役は
ちょうどインスタントに つるっと消えゆく魂のように
さがってブラる
用途インポスターげに くるっと逃げ行く諦観の用意
いつだって暗闇に向かって話しかけている
今日もまた無理なの
なにも伝えられないの
誰も理解してくれないの
そうやって話しかけている
いつだって暗闇に向かって話しかけている
信じたパートナーも
いくら距離を縮めても
何度体を重ね合わせても
そうやって話しかけている
かまってほしい
強度ワンステンドに ずるっと斬れゆくグラスのように
あがってふける
シュートインサイドめに スカッと蹴りゆくキーパーの用意
いつだって暗闇に向かって話しかけている
黒色の床を踏み抜いて
地下室に辿り着いてなお
そう言って白くなっていく
いつだって暗闇に向かって話しかけている
糖度過多に口付けて
理解を得ることが罪で
投げ込んだ
そう言って白くなっていく
諦観を投げつける暴力性を僕は毎秒
その声は
多い少ないじゃあない 一人しかいない
わかり合えない 自分一人しかいない
わかり合う必要もない
自分以外には誰もいないから
いつだって暗闇に向かって話しかけている
今日と
幾何学に括りつけてまた
そう言って走りかけている
いつだって暗闇に向かって話しかけている
いくら距離を縮めても
何度命守ってもらっても
そう言って走りかけている
多利末睦歩の殴り書き 詩一 @serch
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