青春

「くぅ・・・・うう・・・あっ・・」

気絶の状態から目を覚ました立中は音楽室の中で痛みに悶えながら地面を這いずっていた

明日音との戦闘でまさか0番隊の一人である自分があんな少女に負けるなんて思いもしなかったためか、体が思うように動かない。

ジリジリジリと、ダメージを追った体を引きずり立中は音楽室の出口へ向かう

(はやく・・・早くここから出てどこかに隠れないと・・・あの方に見つかりでもしたら・・・!!)

立中が心の中でそうつぶやいたとき

「無様な格好ね冨秋(トミアキ)」

自身の上から女性の声が聞こえた。前を見ると身に覚えのある足元がそこにはあった。

立中は心臓が破裂しそうなほどに鼓動を鳴らしてゆっくりと上を見る。

そこに立っていたのは度の入ってない伊達眼鏡をかけ、赤い髪の毛をポニーテルでまとめている井上の姿だった

井上は呆れたような目つきで、まさに敗者と呼ぶにふさわしい格好で地面に倒れている立中を見下ろしていた。というよりも見下していた

「あ・・・・あな・・た・・・・は・・・・・うっ・・・・うう」

立中は声にならない声をあげ、井上をその目で確認すると一気に汗が体からあふれてくる。

「も・・・・申し訳・・・あ・・・りま・・・せん・・・・・・ふっっ・・・・くっ!・・・・・うう・・・・た・・・・隊長・・・・」

立中は苦しみながら井上に口を開く

しかし井上は、未だに立中を地面でジタバタともがき続ける虫を見るかの如く蔑(さげす)んだ目で立中を見ていた

「お・・・・おねがい・・・し・・・ます・・・・た・・・たす・・・け・・・て・・・・!!」

立中は痛みに耐えながら自分達の上司である井上に助けを求める

井上はしばらくの沈黙の後、膝を曲げ腰を落としまるで、小さな子供に語り掛けるような恰好で立中に返答する

「助けてって言われてもね~あなたみたいな役立たず・・・いらない」

井上のはっきりとした返答に立中は焦る

「そ・・・そんな・・・嫌・・・だ・・・・しに・・・た・・・く・・・ない・・・・・しにた・・・く・・・な・・・・・い!!」

立中の脳内は生前の頃の自殺の記憶が鮮明に蘇らされていた。

「俺・・・は・・・まだ・・・・しに・・・た・・・・く・・・ない・・・・死に・・た・・・・く・・・なっ・・・!!」

立中は涙を流しながら井上に手を差し伸べる

スッ

その時井上は自身の両手を目の前にいる立中の頬に当て、笑顔を見せる

「え・・・・・」

立中はこの生者の世界に死者蘇生者の一人として舞い降り、初めて見た井上の笑顔に思わず驚く。

驚いている立中に向かって井上は優しい口調で声をかけた

「何言ってるのよ冨秋。私たちはもう最初から死んでるのよ?」

井上は笑顔を崩さない

「もう、お馬鹿さん」

グキッ!!

「うげっ・・・!!」

井上は立中の首の骨を折った。

どさっ

井上は両手を立中から放し、立中は床に顔を落とす

立中の目は瞳孔が開いた状態で見開き、口からは赤い血が流れ、もう誰の目から見ても死んでいることが一目瞭然だった。

井上は立中が息絶えたのを確認すると立ち上がり、音楽室を出る

井上は廊下に出るとポケットからハンカチを取り出し、先ほど立中の頬を触っていた両手を拭く。

「まあ、はなっから期待なんてしていなかったけどね。私も」

井上は冷酷な表情でそう言うと、ハンカチをポケットにしまい、廊下を歩いていく。

絶望を知らせに





「ぐわぁあああああ!!」

黒命郷に足を踏み入れた兵士たちは、それを待ち構えていたかの如く待ち伏せていた黒命郷の兵士たちによって返り討ちにされた

「くっ!!」

自身の部下を殺された獅子丸は部下の死に胸を痛さませながらも進軍を止めない。いや止めることが出来ない、なぜならこれは自分にしかできないことなのだから。

愁人の後を継ぎ霊力の取り扱いを基準とする2番隊隊長の自分でしかこの任務は果たすことはできない。

獅子丸は淀んだ世界の黒命郷の奥へと進軍していく


カンカンカンカン

「はあはあはあはあ・・・・」

獅子丸は常害豪の廊下を走っていた。

薄暗い廊下は足元が良く見えず、段差などがあったらすぐに転んでしまうほどの危険性があるほどだった。

しかし獅子丸は奥へと進んでいく、その先にある研究所へ足を運ぶために

「はあはあ・・・」

獅子丸は愁人の顔を思い出しながら自身の任務を全うする。それは愁人だけではない、先ほど自分をこの常害豪に向かわせるために散っていった多くの兵士たちのためにもこの争いを止めなければならなかった。

「愁人隊長・・・なぜあなたはそこまでして・・・!!」

しかし獅子丸はそんな争いを自分個人の力だけで収めようとする獅子丸に疑問を抱いていた。

だがそんな彼が何の計画もしないで単独行動をするはずがないと獅子丸は心の中で信じおり、その証拠に愁人がこの常害豪に捕らえられた後、

愁人との約束通り自分が2番隊の隊長となり、霊力の研究もより明確に進め、今こうしてこの先にある黒命郷の始まりの場所へと向かって行く。

「愁人隊長・・・先輩・・・自分は・・・2番隊隊長です!!」

獅子丸は自分に霊力の事や武術の手ほどきを教えてくれた愁人と先輩の指導を胸に秘め研究所の前へと到着する

「ここが・・・・」

獅子丸はその扉をみてそこが研究所の入り口だという事が瞬時に理解できた

分厚い鉄上の壁の中心には月を囲むような形で、輪っかが何重にも重なっておりその印は、まさに自分たちの主龍之介の胸に刻まれている証と酷似していた。

獅子丸はその扉に手を当て押してみる。

しかしその扉はビクともしない、獅子丸は自身の右手に握っている槍を地面に置き両手で渾身の力をもって扉を押そうとする

だがその扉はまるで、高層ビルの壁のようにそこから開く気配はなかった。

「くそっ、奴らにしか開けることはできないのか・・・・」

獅子丸は愚痴をこぼし先ほど地面に置いた槍を掴んで構える

「やむを得ない・・・こうなったら!!」

獅子丸は槍でその扉を壊そうとした

ピカッ

「何!?」

その時その扉は青白い光を放ちものすごい轟音を立て開かれていった。

「・・・・・・」

獅子丸は突如その扉が開いた怪奇現象に驚きながらもその開かれた研究所内に入っていく。

その部屋は先ほど自分が通ってきた廊下よりかは少し明るく、段差があればそれに気づいて回避をすることが出来るほどだった。

「やっぱりここは、研究所・・・」

獅子丸は武蔵座に開けられた貯蔵庫、壁に貼られている何かの設計図、薬品の入ったビーカーなど様々な物体を見てここが例の研究所内だと確信をした。

「この先か・・・」

獅子丸は自分の目の前にある、灯がほとんど遮られた下り階段を目に口を開いた。

ゴクリっ

獅子丸はつばを飲み込みその階段を降りようとする。

フッ・・・・・

獅子丸は右の通路に目をやる

一瞬ではあったが、何者かの気配が今自分のいる右の通路から感じ取られた。

「誰だ・・・・誰かいるのか?」

獅子丸は通路に向かって声を出すが返答はない。

獅子丸は恐る恐るその通路に入っていく

カツンコツンカツンコツン・・・

足音が狭い通路の壁に反響しより一層不気味さを引き立てていた。

(研究者か?戦いが起きている今でもここで計画のために研究をしているのか?)

獅子丸はなるべく足音を立てないように奥へと進んでいく。

すると前方に左へ曲がる通路が見えた

「あの先か・・・」

獅子丸は槍を強く握りながら小声で呟きその曲がり角に来ると立ち止まり、深呼吸をする

「・・・・・そこまでだ!!」

獅子丸の声がその部屋の壁を反響させた

・・・・・・・誰もいない

というよりそこには何もなかった。

机も、資料も、研究器具も、研究所の中に不釣り合いな何もない空間がただそこにたたずんでいるようだった。

「ここは・・・・」

獅子丸はあっけにとられその空間に足を踏み入れる

コツ

「ん?」

その時獅子丸の足元に何かが当たった。

獅子丸はその自身の足に当たった物体に目をやり拾い上げる

「これは・・・・霊玉?」

獅子丸は灯に照らされてよく見えなかったが、それは自分たちが霊力を補充するのに必要不可欠な霊玉であった。

「でも・・・」

だが獅子丸はその霊玉が自分たちの知っている霊玉とはどこか違うような感じだった。

表面はざらざらしており重さは普段の霊玉よりも少し重い、赤や紫の霊玉とは似ても似つかないほどの雰囲気がその霊玉には漂っていた。

そして何より・・・

「黒い・・・・」

獅子丸はその黒い霊玉を見つめて口を開く

「食べてみるか?うまいぞ?」

獅子丸の後ろから男の声が聞こえた

「なっ!?」

獅子丸は即座に後ろを振り向く

どごっ!!

「ぐっ!?」

獅子丸はその男に腹パンをされ声を漏らす

獅子丸は自分の腹を殴った男の顔をその目で確かめる

「うっ・・・・!!あ、あなたは・・・!?」

獅子丸はその男の顔を見て固まる

「久しぶりだな、獅子丸」

烈は獅子丸の目を見て笑いながらそう言った。

「せ・・・先輩・・・・」




木葉は今にも泣きそうだった、自分の目の前にいる人物を見た瞬間木葉の心は絶望から一気に希望へと変わっていく。

青い髪の毛、8頭身のスタイル、キリっとした顔立ち、王子という名にふさわしい風貌

「木葉、無事か!?」

木葉の幼馴染である風哉は木葉の肩に手を当て心配そうな顔で木葉に問いかける

「風・・・・君・・・ぐすん」

木葉の目からは先ほどのよりも涙があふれてくる

「うっ・・・うわあああああああん!!」

木葉は風哉の姿を目の当たりにするとすぐさま風哉に抱き着く、まるで子供の用に自分の胸に顔をうずめる木葉に風哉も涙を流し木葉を抱きしめる

「ごめん・・・ごめんよ木葉・・・俺が・・・・お前のそばにいてやらなかったばかりに、こんな危険な目に・・・・!」

「うっうっ・・うぇ・・・」

木葉は風哉に抱きしめられたまま涙を流し続ける


「・・・・よし、今ならだれもいない行くぞ!」

「うん!」

木葉は風哉の合図に従って体育館へ向かう渡り廊下を走っていく。

木葉の手は風哉によってしっかりと握られておりそして暖かかった。

「風君・・・・」

木葉はこの時、風哉との約束を思い出していた

(もし・・・こんな事態が起きていなかったら・・・今頃・・・・)

そんなことを心の中で呟きながらも木葉は風哉に引っ張られながら体育館へ向かう

「あれ?開かない・・・すいませーーーん!!開けて下さーーーーい!!3年の青神と時野でーーす!!」

ドンドンドンドン!

風哉は開かない体育館の扉を叩きながら大声で自分たちの存在をアピールする


「いっせーの・・・・ふんっ!!」

体育館の中では大の大人4人がかりでその体育館の扉を開けようとしていた

勿論鍵は開いている

しかし、その扉は扉としての使命を忘れてしまったかのように開くことはなかった。

「はあはあ、どういうことですか?・・・これ・・・・」

泊は他の教師たちに向かって口を開く

「そんなのこっちが知りたいですよ・・・何で急に・・・それに外の物音も何一つ聞こえない・・・」

1年生の男性教師は小声でそう言い生徒たちの方を見る

生徒たちは相変わらず、ざわつきながら混乱状態に陥(おちい)っていた。

「大変ですよ・・・もしこのまま体育館が開かずそのことがこの子たちにばれたら・・・」

西村が焦りながら教師たちに告げる

教師たちは沈黙状態で返答が出来なかった。

「まあ、とりあえずここに居れば安全なのは確実ですから、もう少し様子を見ましょう。そして生徒達にはこのことはくれぐれも内密に・・・」

牧田の言葉を聞いて他の職員は頷く


「真由美ーーーどこ!?ーーーー」 「ここよーーーー!!」 「あ、良かった~!」

「改がいねえぞ!?」 「本当だ、それにあいつも・・・」 

「遠藤せんぱーーーーい、居ますかーーーー!!」

各々が自分たちの知り合いを探す中、真紀は壁を背に下を向いていた。

「・・・・・木葉ちゃん・・・・灯ちゃん・・・・・黒峰君・・・・・」

真紀の目には少しばかりの涙が見えていた


「大丈夫って夢菜!、雄二ならきっと無事だよ」

「そうだよ、あの男が意外とタフなのは彼女のあんたが一番知ってるでしょ?」

夢菜の友人たちは落ち込んでいる夢菜を元気づけようと明るい口調で夢菜を励ます

しかし夢菜は心配からか悲しい顔をしたままだんまりをする

「・・・・・・・・」

「夢菜・・あんた・・・」

友人たちもそんな夢菜を見て顔を悩ませる

(雄二・・・お願いだから、生きていて!!)

夢菜は心の中で必死に祈っていた


「おい!おい!開けてくれよ!!俺たちは逃げ遅れたんだ!!!おい!!」

風哉は全く返事のない扉に向かって必死に呼びかける

だが、そんな風哉の思いとは裏腹に扉が開くことはなかった

「くそっ!!何なんだよ!!」

風哉は怒りからその体育館の扉を思いっきり蹴っ飛ばす

バンッ!!

激しい金属の打撃音が二人の耳には聞こえたが、風哉は体育館の中にいる避難者はこの打撃音をも無視をしているのだろうと感じるほどだった。

「風君・・・・」

木葉はそんな風哉の後姿を見て声を出す

「ダメだ木葉、こいつら、自分たちが助かろうとして俺達を中に入れないつもりだ・・・」

「そんな・・・!!」

木葉は風哉の言葉が信じれなかった

「仕方ない・・・こうなったら、外に出よう!!」

風哉は再び木葉の手を握り学校の門へ向かう

タッタッタッタッタッ

二人の足音が校門に向かって行ったのを確認すると

晴太は体育館の陰から走り去った二人の姿を見ていた

「・・・・・・・」


風哉は木葉と一緒に学校の門が見える所まで移動をした

外ではまるで自分たちが、謎の侵入者たちによって緊急事態を受けられているとも知らないように、いつも通りの日常の光景が広がっていた。

「よし、ここなら!・・・」

風哉は門を上からくぐろうとする

バチンッ!!

「うっ!!」

風哉は謎の音とともに地面に落ちる

「風君!!」

木葉は落下した風哉に駆け寄る

「大丈夫!?」

「くっ・・・なんだ・・・今の?」

風哉は目の前の校門に目をやり、木葉も風哉と同じく目を向ける

木葉は、先ほどの現象を見て近くに落ちてある石を拾い校門の外に向かって投げてみる

バチンッ!!

先ほどと全く同じような音を立てその石は跳ね返され、返ってきた石は真っ黒に焦げていた。

「うそ・・・なにこれ・・・・」

木葉は声を失った

「マジかよ・・・結界が張られてんのか?」

風哉は焦げた石を見つめて声を出す

「けっ・・・かい・・・」

木葉はその言葉を聞いて白命郷の事を再び思い出す。

(次に二つ目なのですが、この街の西にずーーーーっと行きますと何もない更地があります。その更地には何があっても絶対に足を踏み入れてはいけません)

(もし踏み入れたらどうなるんですか?)

(・・・・・・・最後の3つ目)

明日音の何かを隠しているかのような表情にこの時、木葉は改めて疑問を抱いた。

(まさか・・・これもあの人たちが・・・!)

「木葉?」

風哉の声に木葉は我に返る

「え?あ、ごめん。なんでもない」

木葉は笑顔を風哉に見せた

しかし風哉はこの状況を笑う事なんて到底できはしなかった

「ちくしょう・・・誰がこんなことを・・・」

「・・・・・・」

木葉は胸が痛かった

「これじゃあ外に逃げるのも無理だな・・・・ほかに逃げる場所は・・・」

風哉は顔をしかめながら考える

「屋上・・・」

「え?」

風哉は木葉の方に振り向く

「屋上、さっき灯ちゃんが開けてくれたの、あそこならきっと!!」

木葉の言葉を聞いて風哉は目を見開く

「そうか・・・あそこなら!!」

ギュっ

今度は木葉が風哉の手を握った

「行こ?早く!」

「・・・・ああ!!」

風哉は一瞬驚いたが、木葉と同じく顔を笑顔に変え、屋上に向かって走っていく

木葉と風哉の姿は、まさに青春を駆け抜けていく現役高校生の様だった

と校舎の陰で二人を見つめていた晴太はそう感じていた

「木葉・・・・風哉君・・・・」


「はあはあ・・・」

「はあはあ・・・」

木葉は風哉の手を引っ張り風哉は木葉に引っ張られながら階段を上っていき屋上を目指す。

今この時間帯なら自分たちは授業を受け終えて掃除をし、もうすぐで帰りのHRが始まる頃だろうと木葉は感じていた。

そして、HRが終わったら風哉と・・・・・

木葉は今自分たちが目指している屋上の解放理由を思い出すと、切なさから足の速度を落とす。

「はあ・・・うん?木葉?」

風哉は急に足を止めた木葉に向かって疑問を問いかける

「・・・・・・・」

木葉は顔を下に向けて黙っていた

(明日音さん達や龍之介様は私の命を狙っている・・・・だとすると、もう私に残された時間はほとんどない・・・・)

「木葉?」

木葉の後ろでは風哉の心配した声が聞こえてくる

(このまま死んでいくなら・・・・風君と別れるくらいなら・・・・私・・・・・!!)

木葉は自分の手を強く握る。

「木葉・・・どうし・・・」

「風君」

木葉は背中越しで風哉の名を呼ぶ

「?・・・・なんだ」

風哉はその声に返事をすると木葉は風哉の方に振り向く

「こんな時に言うのはこんなことを言うのは普通じゃないかもしれないけど・・・でも私普通じゃないの・・・風君と会う前から」

木葉は顔を下に向けたまま風哉に話す

「は?何言ってんだお前?」

風哉は木葉にそう疑問を抱いていたが、木葉は自信の胸の内を風哉に伝える

「私、馬鹿で天然で灯ちゃんや優君たちにずっと迷惑ばかりかけてきて・・・風君にも今まで散々守ってきてもらってばかりいるどうしようもない女の子だけど・・・・それでも・・・・」

木葉は目をつむり顔を上にあげる

「聞いてほしいの!今から私が言う思い、全てを!!」

「木葉・・・・」

風哉は真剣な表情で自分を見つめる木葉の目を見て声を漏らす

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

二人の男女は2階の廊下で互いを見つめあっていた。

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命の色 @koronbiakoronbia342

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