他薦を含む、雪を溶く熱ちょっと考察

 こんにちは。お昼休憩にさくっと考察&他薦、時間が限られているのでささっといかせてください。職場じゃないと人と話さない分、こういうの書けるのがオンライン。


 先週自作を書き終えた後、雪を溶く熱、回っております。エッセイで他薦もしましたが、こちらを読んでいる方が多いみたいなのでこっちで他薦+考察。ネタバレほどのネタバレではないと願いますけれど若干、内容に関する考察があります。


 今回のゆあんさんのお題プロットには、美冬が涙を流す、というのがあります。

 読んだもので美冬の涙の位置を整理してみます。(すべての作品はご紹介できません、あしからず。)


 美冬の涙がほぼラストにくるタイプ❄️


 chauchauさんの短いながら味のある逸品。日常に見えて。。。の最後の結末は、それまでの淡々とした文章だからこそ光る。思わず高速でレビューしました。

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054903862412/reviews/1177354054903943558


 穂乃華 総持さんの歴史もの。素晴らしい歴史小説ですよ、これ。完成度高いです。美冬と秋人の関係は、まさに時代にぴったりのものにアレンジされています。姫ではなく侍女が語り、彼女の立場がこの物語を動かすキーになっているのもポイントかと。

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054897974586/reviews/1177354054899081742


 魔女っ子★ゆきちゃんさん

 土佐弁すごい! な可愛い一作。団地の様子などがうまくて、等身大の幼馴染み感が伝わってきます。チャレンジしていいと思うんだけどな。

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054898171712


 新巻へもんさん

 凍てつく悲恋の物語。でもその愛は強いです。しかし物語全体に流れる雰囲気が、凍える寒さを如実に表しているので、彼女の愛も熱ではなくて、氷の如く堅いものに感じられました。

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054898385963/episodes/1177354054898385969


 もりくぼの小隊さん

 美冬の涙を流させる秋人の行動とは。今まで読んだ中では最も鬼気迫る作品で、戦慄が走りました。ほのかさんとはまた別の歴史風です。

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054897973590


 増黒 豊さん

 筆致、と言えば今のところ読んだ中では最も独特。大人向けの童話といったところでしょうか。物悲しい気持ちになるのだけれど、ぽっと灯る明かりを感じます。

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054898113657


 長月そら葉さん

 こちらも古い日本のお話ですね。でも歴史的舞台とは言え、平易な日本語で柔らかに書かれてらっしゃるのが作品を読みやすく、身近に感じさせる魅力かと。「金の海 銀の大地」を思い出したのは私だけでしょうか(多分雰囲気に流された?)

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054897955120


 美冬の涙の後、エピローグ❄️があるタイプ


 ゆうすけさんの極北、ノスタルジックで美冬さんがとても可愛いもの。男のロマンと女の愛だと思います。

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054898046203


 肥前ロンズさん

 幼馴染みの気兼ねなさが一番出ているな、というのがこちら。でも秋人の境遇は至って真面目なもので、それを念頭に読み進めると、つっけんどんな会話も二人の仲がかけがえのないものであることを知らせてくれます。

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054898112040


 ❄️物語のかなり早くに「美冬の涙」


 藪坂さん

 もうこれは、また藪坂さんにやられました。あーあ(笑 めちゃくちゃ褒めてます)。これはネタバレなので言えません。でも、最後で騙されたーー!! って思ってその前に書いたコメントに恥じました。幼馴染み三人のお話。これはそうです。美冬と秋人以外を主人公にした、ハートフルストーリーです。

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054898389810/reviews/1177354054902135929



 他にもご紹介できていないのがありますが……。


 こう見ると圧倒的にほぼラストに美冬の涙が来るのが多い、というのがわかります。

 とは言え、どこを物語の「ラスト」と見るかは人によって違うと思いますので、私の感覚で、ということをお断りしつつ、もし作者様が「ちがーう!」ということがありましたらお詫び申し上げます。


 なぜこんなことを考えたかというと、自作を振り返って(&第二作目の涙の位置を考え)ゆあんさんのプロットのキーポイント、だと思ったところを反芻していたからなのですね。

 書き手の皆様、それぞれ、美冬の涙により(私の解釈ですが)「秋人の行動を知る」「自分の決意を新たにする」「感情が迸った涙」など多様で、見どころの一つと思います。


 さて、ゆあんさんのプロットでかなり「考えなきゃなぁ」となったところ。個々人で異なると思います。私の場合は、美冬が涙を流して「自分の思いを知る」というところ。これ、さらっと書かれてますが、物語を設定する上で、すごく重要だと思ったのです。


 というわけで(どんなわけだ)私の場合は、上の2番目のタイプに近いと思います。ただエピローグは一番最後にあるので、「物語の「転の序盤」で美冬の涙」かな? 上の中で一番近い位置、というなら肥前ロンズさんに近いかも。


 涙を流したことで気づいた自分の気持ち→美冬の行動のスイッチに。

 この部分の比重が大きかった分、さすがカクヨムの読者(書き手)様で、私の話では着目してくださり、もっと強くなるようアドヴァイスをいただきました。改稿できてよかった。ありがとうございます。


 涙を流して何が美冬の中で変わったのか。


 改めて考えてみると、ここの美冬をどう描くか、全体の筋は決まっても難しかったですね。


 お昼休みでザザッと書きになってしまって、ご紹介が不適でしたら申し訳ありません。


 自作も欲張りですからまだ読んで欲しいので、置いていきます。是非本編をよろしく❄️🌸

 昨日いただいたレビューがうれしすぎたのでお言葉を借りれば、甘い恋愛になったようです。

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054898630086


 参加するからには、空きを見つけて週末も頑張って読みますよ!

 お昼休みが終わる!! お昼ご飯食べてきます!









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