その想いを伝える距離、まるで走馬灯のような思い出と共に。

ジェンダーをテーマにした本作品。
男の子だけれど、女の子に間違われることが多かった主人公。
そんな主人公の「彼女」にも、ひょんなことがきっかけで一人の女性と付き合うことになった。

けれど、それは色々な問題があって……。
そして「彼女の部屋まで、思いを伝えるまで5M」というタイトルにはとても深い意味があった。

まるで、走馬灯のように。
これまでの歩んできた思い出を文章で、言葉で、作品として描くことはとても簡単ではないと思いました。

これまでのこと。
これからのこと。
その時の心情や葛藤を上手く短編にまとめている物語になっています。

そして、5Mから……。
さぁ、彼女たちの物語が始まります。



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