あとがき

この度は私の物語を最後まで読んで下さり、誠にありがとうございました。

この感謝の一言につきます。


約3ヶ月前、第9回角川つばさ文庫小説賞の公募を目にした時、最初に思い浮かんだのが冒頭の暖炉のシーンでした。

小さな娘とその母との約束。

そこからこの物語が始まりました。

プロットや細かい設定など決めず、ラストも決まっていないままに、頭の中で動き回る登場人物たちを文字で追うのに必死な日々でした。

予想だにしない動きに戸惑いつつ、物語の辻褄を合わせながら、7万字という大きな壁に何度も挫けそうになりながら、ようやくここに完結致しました。


昨今人気の異世界ものや転生ものではなく、少しばかり世間とのズレを感じる物語になってしまったかもしれません。

しかし、私が心から愛したものは、あの硬い背表紙に、ふりがなの多い文章、そして、アニメや漫画とは違った良さを持つ重厚感漂う挿し絵が入ったあの本たちだったのです。

子供の頃、時間を忘れて夢中になっていたあの物語が私の人生であり体の一部であり、書きたい物語だったのです。


最後になりましたが、私の物語をブックマークして追って下さった皆様、ハートマークをつけて応援して下さった皆様、そして時間を割いてでもレビューを書いて下さった皆様、Twitter上で紹介、宣伝して下さった皆様に心よりお礼申し上げます。

皆様の応援のおかげで一つの物語を作ることが出来ました。


2020年8月31日   浦科希穂

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

深紅の飛竜守り 浦科 希穂 @urashina-kiho

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ