2021ー4/17~ 週刊カクヨム No.47 (お知らせ+ゲスト・連載作品)
〈今週の企画主のつぶやき(ふと耳に入ってきた意見に一言になってしまった)〉
→先週最初に書くと言ったばかりだけど、今週はお知らせが重要なので後ろでやります
今週のトピック
1 ゴールデンウィーク特大号へ向けてのおしらせ
2 ゲスト・連載作品
1 ゴールデンウイーク特大号へ向けてのお知らせ。
まずは必要な連絡をここでも繰り返しますが、今回は長いおしらせのため企画の作品ピックアップではなく、私がいろいろと書きたいと思います。
① 次週(4/24~)はお休み。
この前お休みを頂いたばかりですが、特大号に向けてまた1週お休みを頂きたいと思います。次は5月1日です。
② 第3回コンテスト開催!
今回のテーマは『自分の作品を初見さんに向けに映画化しよう!(そのつもりで1作品を組み上げよう!)』。
こんな突拍子もないことを言いだした経緯を詳しく説明したいと思います。
最近ジブリの映画を見たんですよ。決して突出した作品ではないけれどつまらないかと言われればNo。それはやはり2時間という限られた時間で人を満足させる術が入っているからだと思うし、小説にもその仕組みを活用できるとは思っています。
2時間でキャラクターを説明し、入りで魅せて、限られた時間で起承転結、序破急、などなど、ストーリーを組み上げる。そのためには台詞や演出に無駄はなく、かつ厚みを出さなければいけない。
あれ、これはまさに……新人賞に求められるスキルでは? つまり映画を作るような気持ちで作品を作ってみると新たな発見があるかも?
まあ、気持ちの問題はともかくとして、皆様には私や他の初見さんに向けて、初見でも分かりやすく、かつ1つの物語で完成されているような作品を募集したいと思います。
ならもうすぐ1周年を迎える週刊カクヨム、でもたぶんちょうど一周年で大きなことはできないので、多少時間に余裕がありそうなGWに大型企画をやろうと思った次第です!
(コンテスト募集要項)
募集ジャンル
ファンタジー(異世界・現代)・SF・恋愛・現代ドラマ・ラブコメ・ミステリー
今回は3つの部門で募集
① 1作完結型部門
2時間の映画化をすることを想定にした10万文字以内のオリジナル作品を募集。ただし以下の条件を満たすもののみを選考基準とする。
・初見の人でも世界観が理解しやすい工夫がされていること。(主観でOK)
・完結作品。(完結の設定をしておくこと)
※普段連載している作品の世界観を使う場合は②に参加してください。
② 長編の総集編やリメイク。あるいは新エピソード部門
普段書いている長編の世界観を使って劇場作品用の新エピソードの書下ろしをする、もしくは10万文字以内に収まるように、長編の総集編やリメイクを行った作品がこの部門に参加可能。
参加条件
・初見の人が見ることを意識した作品の構成になっている。また再構成されている。
・そのエピソードだけで、1つの物語として完成されている。
・タグに「週刊カクヨムC2」をつける。
③企画・設計図・脚本部門
そんな時間はない! さすがに作品まで作れない! という方は大まかな設計図だけでも自由に考えたものでご参加いただきたいなと思います。こちらは文字数に指定はありません。こちらに関しては①に該当する内容でも②に該当する内容でも参加OKです。
参加条件
・ジャンルは「創作論」で参加すること。
・ストーリーの大まかな流れと、どこを見せ場にするのかというアピールポイントは必ず記入すること。(その他は、この作品を面白くするための要素やアイデアを自由に書いてOK!)
・タグに「週刊カクヨムC3」をつける。
それぞれの部門にいくつかの賞(副賞などの実益的なものはルール違反なのでできませんが)を用意。
そして例によって企画主(その他協力を得られれば数人)の独断と偏見になりますが、それぞれの部門で企画主的ピックアップ作品は5月1日からの週刊カクヨムNo.48に掲載させていただき、こちらに関しては選評も書かせていただく予定です。
そして今回はピックアップは1作ではありません!
参加していただいた方の中でそれぞれの部門で最大8作品ほどの受賞作品をピックアップ! ①~③それぞれで別冊特大号を作成し、5月2日以降の「週刊カクヨムコンテスト特大号」で紹介させていただきたいと思ってます。
募集は次の月曜日から自主企画で設ける予定です。
何かご質問がございましたら遠慮なく、週刊カクヨムのお問い合わせ(私の近況ノート)でご質問ください。
③月刊カクヨムの開催について
月刊別冊カクヨムもそろそろ始めようかと思っています。現段階では以下の内容で考えています。
・連載作品枠は設けない。
・短編、長編の「完結」作品が主に参加可能。
・参加は全て自主企画で行い、近況ノートへの報告は不要。
そして開始は6月の第2水曜日、それ以降は毎月第2水曜日を予定。完結作品を持っているけど、もう日の目を見ている様子はないという方はぜひ、その作品で参加をご検討ください。
以上、週刊カクヨムからのご案内でした。
2 ゲスト・連載作品
ここからは今週参加のゲスト作品と毎週ご協力いただいている連載作品をご紹介!
ゲスト参加<心の迷子> 作者様 スエテナター
「恋心って、何だろう。」
作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/16816452218540863527
クラスメイトの水野さんとともに文芸部に所属する僕は、ある日、水野さんと付き合っているはずの部長が、他の人と密会していたという噂を聞く。
妙な噂に動揺する中、下校途中の電車で時たま会う中学時代の同級生・明穂もまた、様子がおかしかった。
冬から春へ季節が変わろうとする頃、人の心は移り変わり、僕は恋心というものに触れようとしていた。
<虚構黙示録 「神技(じんぎ)使いのカプリッチオ(狂想曲)」 Joker's Apocalypse "The Sacred Guardian's Capriccio"> 作者様 嘉白 狐猫 (かしろ こねこ)
「チート?魔法?異能力?そんなんじゃ無い。これは、自然現象だ」
作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054916023813
現在「第一幕 神樂道樂 ~蟲毒~ The sacred game -Battle royal-」の「第一節 ファンシーにファンキーを添えて。」の
「第三話 スポンジケーキにトッピングをつけて」 を連載中。
これは長編の物語がまた連なってできる、超長編の物語だ。(現時点では長編小説を四幕書く予定です。)こうご期待を。
【それぞれの幕】
第一幕 神樂道樂 ~蟲毒~
The sacred game -Battle royal-
選ばれし13×2人の若人達がそれぞれに「神技(じんぎ)」を与えられて集められた。少年少女は希望を秘めていたが、チーム対抗の殺し合い(サバイバル)に勝利し、生き残らねば「力」は得られないと知り、苦悶し、狂いゆく。この神の作りし道楽(ゲーム)に踊らされ、プレイヤー達はどう楽しませてくれるか。狂戯曲が今、開演する。さて、主人公は誰でしょう?
※和やかなシーンも有ります。
第一節 ファンシーにファンキーをそえて。 (概要)
ある二つの「部屋」にそれぞれ、13人と13人の少年少女が集められた。自己紹介の後にいきなり、デスロワイヤルに参加させられた事を告げられる。戦慄の沈黙が走る。このプレイヤー達はどの様な初動をするのか…
劇場案内人 嘉白狐猫より…「この節ではこの戯劇についての基礎知識が書かれているので、読んだ方が後々分かりやすいと思います。ぜひ見ていって下さい(^O^)/」
「デスゲームだよ。これは。」
「意地でも生きてやる!」
「やだよ…殺すなんて…」
「考えろ…考えるんだ、俺の頭!」
(一部抜粋)
<化け物バックパッカー、新幹線の窓を見つめる。> 作者様 オロボ46
「窓の外に見えているものが全てではない。しかし、次の目的地の参考にはなる」
作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/16816452219631284452
その新幹線の乗客は、たったの2名だった。
ひとりはバックパックを背負った老人、もうひとりはバックパックを背負った化け物。
そんなふたりの前に車内販売のワゴンが押されてきた。
「……おまえは新幹線パーサーも勤めているのか?」
「なにぶん人手不足ですので。ところで、何か購入いたしますか? 缶ビールもありますよ」
ふたりのバックパッカーとたったひとりの車掌が、窓の景色を眺める。
揺れを感じないまま。
1話完結の短編です。
化け物バックパッカーシリーズ
https://kakuyomu.jp/works/1177354054895479999
<第7特区> 作者様 @Ananclus
「ヤーシブでさあ。あっ、でもタピオカミルクティー飲むならランチは抜きね。」
作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/16816452219302556457
これは ”頭のネジが少し外れた” 田舎少女が出会いや別れを繰り返し、傷つきながらも自分にまっすぐ ”正直に生きていく”物語である。
西暦xxxx年。突如現れた、”花”と呼ばれる細菌によって人類は破滅の一歩を辿っていました。人類は科学と技術力を結成させ、花を駆逐するために無数の機械兵器、アンドロイドを作り出し、 人類&アンドロイド 対 花の戦争の火蓋が切って落とされたのです。
それから、数千年。アンドロイドは何者かのハッキングにより、暴走。花の驚異が未だに存在する世界で、 アンドロイドさえも失った彼らは地上を棄てました。地下に巨大な帝国を築き生活の場を移した彼ら、希望の見えない戦、第4世代のサイコウェポン、人類は戦いへと身を投じて行く。
しかし人類はその足を止めることは無いでしょう。 世界の裏側、『第7特区』 に辿り着くまで。
<最強の壁と聞いて手に入れたバリアは、誰も他寄れない(頼れない)コミュ障ツールでした> 作者様 りゅう
「最強の盾は諸刃の剣だった…?」
作品はこちら→https://kakuyomu.jp/my/works/16816452219491252449
主人公である佐野守はごく普通の高校生。転生物のお決まりともいえる引きこもりだったり陰キャだったりといったこともない、ごく普通の生活をしていた。だがある日、突然の死とともに異世界に転生して...?
「こんな状態でどうやって生きていくんだよぉ!」
コミュニケーションが絶たれた男の異世界ライフが始まる。
<海神の揺籃> 作者様 第3中隊情報幕僚
「ゼロから造るチート艦~狂犬艦長と近未来型造船技官の建造記~」
作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054894900144
地表面の9割以上を海が占める海洋型惑星オケアノス。千年前の災厄により陸を失った人類は、巨大な海洋金属生命体の亡骸を利用して建造された方舟に国家を築き、辛うじて文明の火を守り続けていた。
そんな方舟国家の一つである《皇国》の海軍大尉、有瀬一春。戦闘によって意識を失った彼は、奇妙な夢を体験し現実へと帰還をはたす。
これは、異世界の記憶を持つ海軍士官と場違いな工芸品を生み出す造船士官。自由すぎる船精霊や主義主張の異なる人々。そして、海神と呼ばれる金属生命体と多様な戦闘艦による、鉄と血と油で記された航海日誌だ。(一部抜粋)
(なんらかの媒体で海洋戦闘に関係する作品に触れたことのあるとより楽しめるそうです)
<Against Human 恋し紅色に染まった蝶 戦場を舞う> 作者 戸﨑享
「ずっと恋焦がれている。故に少女は命を懸けて、剣と銃を手に影の女神と戦う」
作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054889991705
この世界では、己の想像したものが現実となる。
神の如き力を得て、あらゆる不自由を克服した人類は、その力の源である万能粒子を『テイル』と呼んだ。
――力とは、必ずしも正しい使い方をされるわけではない。銃を想像すれば銃が、街を破滅させる魔法を想像すればその魔法が、現実の存在として現れる。
テイルの存在により、想像力は武力そのものとなり脅威となった。悪として秩序を滅ぼす者、それに対抗する者、その戦いは日常となっていった。
そして現代。万能粒子がなかった旧世時代とは違う秩序がある。
〈人〉が上位存在として争いから人間を守り、生を営む生活圏を与える代わりに、人間から対価を貰う、旧世古代における貴族や士族のような役割を果たしていた。
彼らこそがこの世界の正義であり、崇拝の対象となっている。
This episode 恋し紅色に染まった蝶は戦場を飛ぶ
『1人少女の旅は恋から始まり、やがて京の都に語られる英雄となる』
太刀川奨、須藤明人という。彼らは行方不明となった友人を見つけるための旅をする傭兵。彼女は2人の弟子となり、『明奈』という名前を与えられ、主となった2人との生活の中で、自分の生きる意味と希望を見つけていく。
「私、先輩と一緒に生きて、お手伝いがしたいです」
その言葉は、彼女を、少年2人が抱えていた運命との戦いに巻き込み始める。
<小国の王太子、美人だが有能ゆえ男に嫌われる選帝公ご令嬢と結婚する。> 作者様 モモ
「婚約破棄された優秀な大貴族令嬢が小国の王太子に嫁ぐお話」
作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354055579456760
第2王子アルベルトは本の虫を目指し、王立図書館の司書を狙っていたが兄が死亡し、王太子に任じられてしまった。しかも、王も病で倒れてしまった上に美人だが男に嫌われている選帝公のご令嬢が嫁いでくる事に。
そんな不本意ながらも王太子となった彼が幼馴染みの従者と嫁とともに王国を躍進させ……られれば良いなと言うお話です
<GuardiansNovelUniverse> 作者様 競馬好き
「さまざまな主人公達が刻む、ある戦いの歴史。」
作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054917289222
これは、私たちの世界が産まれるずっと前のある神話の物語。ここは神々が初めて創り出した、原始の世界。その世界創造から約139億年後、ある大戦が起こった。それは龍と人、魔王が協力し戦ったある七柱の邪神との大戦だ。その大戦から2090年後。ある四人の、新たな英雄が誕生した。粘液龍、次元術師、力念支配者、孤独な戦士。これは新たな神話の、始まりの物語である。
この物語はシェアユニバースとマルチバースを要素に入っています。特に、終盤はそれが色濃く出てきます。さらに、モンスターにも焦点を当てたいと思っています。
<赤い糸> 作者様 南璃杏
「幼馴染みとの最初で最後の『本気の恋』」
作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054934250057
幼馴染みの川島 涼汰(かわしま りょうた)と私は、小学校5年生のときに付き合っていたが1ヶ月程で別れてしまう。
中学に入ってからはクラスも別々になり、先輩に恋をした。でも、3年になってクラスが同じになり、また涼汰に恋をしてしまう。
卒業までの1年間を描いた青春ラブストーリーです!
<THE GREAT MAGIC> 作者様 昼寝 鯨
「「錬金術の極意とはね、つまるところ愛を獲得するということなんだよ」」
作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/16816452218499472934
イングランドの田舎で暮らす魔女エギマティスとその弟子である少年アルフ。エギマティスの元にとある魔導書を探してほしいという仕事が来たことで、魔術師の師弟は魔術蠢くロンドンへ向うのだった──。
<ネコカイン・ジャンキー!~火星で禁止のモフモフ子猫を拾ったらどうやら特別でした!~> 作者様 スナメリ@鉄腕ゲッツ
「火星でにゃんこハザード! 麻薬に恋に冒険!」
作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054921443361
ただいま亘平の生い立ち回。
3020年、そこは至福の麻薬ネコカインにより、人類が猫に支配される未来。
『センター』それは地球を中心とした猫による支配システム。亘平(こうへい)は平凡な火星のサラリーマンとして鉱石採掘会社で働いている。そんな亘平のもとに、存在しないはずの『野良のこねこ』が現れた。
困り果てた亘平が頼ったのは荒くれ者の多い開拓団の人々だった。開拓団にかくまわれるようにして平穏な子猫時代を過ごす飼い猫のジーナと亘平。
しかし砂漠で謎の美女、怜(とき)と出会ったのをきっかけに、亘平は『センター』の秘密計画
に巻き込まれていく。亘平はジーナを守り切れるのか? 怜と謎のイニシャルとの関係は? ネコカインとはなにか?
そして人間を支配する『センター』の思惑とは……?
平凡な青年が人と出会い、恋をし、成長していく
つぶやき
『上手な人の真似をしよう』。これについては賛成です。しかし、正解を求めようという心意気ではだめだと思います。「うまい人の真似をしていればうまくいく」が正義では、世の中に同じ型で生まれたほぼ同じものしか出てきません。そんなことになってしまうのは、私は見たくないですね……。
これまでの先人の研究と努力を軽視しろというつもりはないです。それはそれで大いに勉強になるでしょう。ただ、勉強とは興味から行うもの。これまで教科書で正解を勉強するのが義務では意味がない。「正解の型」というのがあったとしても、それにこだわって、束縛からやる気を失っては本末転倒だとは思ってしまうんですね。
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