涼と小夜の関係がいつまでも続くようにと、願いたくなる切ない物語でした。注目点は、セリフがとても自然で、本当に恋人同士が会話しているかのように感じました。余韻が心地よく残ります。
○経歴 エブリスタ様で2020年1月からSFミステリー小説『スカイビークル★カンパニー』を初投稿。2021年:日間・月間共に(人気・トレンド)SF部門1位。…
「些細なことを気にしないようにして、相手をうけいれること」は簡単なことなのかもなあ、と思いました。涼は小夜の存在とかおおきなものを寛容にうけいれているというよりも、彼女のことば一つとか、仕草一つとか…続きを読む
読んでいると、その場面の映像が目に浮かびました。それくらい丁寧に書かれているのだと思いました。映画で観る、登場人物が無言でただ何かをしている、そんな場面を文字で綺麗に描いているというのは、こう…続きを読む
読み心地のなめらかさと美しい喪失感は一級品。隅々まで堪能してなお触れていたい文章だった。 彼女は忘れられたくないと言ったが、誰が忘れられようか。彼は当然そうだろうが、彼の言葉によって、読み手にも…続きを読む
描写が美しい。と言えば簡単ですが、どのように美しいのか、と訊かれれば悩んでしまうのですが。 率直に申し上げると、世界の切り取り方が美しいのです。例えば、“街にしっかり溶け込んだ建物の外観”という…続きを読む
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