ED
それから数年が経過したある日のこと。
とある竹林の中に、根元が光る竹が一本生えているのが発見された。竹林の所有者がそれを見つけて切ってみたところ、竹の中から三寸ほどの赤子が現れた。赤子はなんだか幼少期の帝によく似た顔をしていたので、結局その場に放置された。
やがて切られた竹は元通りになり、中に赤子を閉じ込めたまま寂しく輝き続けた。
いつまでも輝き続けた。
〜終〜
プロジェクトK 〜求婚者たち〜 紫水街(旧:水尾) @elbaite
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