「華」だけど「漢」くさいファンタジーものを期待しています。

茨城です。
なので福島には非常に親近感があります。

さて、この小説には初期の「とある魔術の禁書目録」「魔法科高校の劣等生」のような雰囲気があります。

実在する「法律」「団体名」や電子機器などを具体的に出して、荒唐無稽をできるだけ抑えて、ファンタジーと現実との距離感を少なくする工夫がいたるところ散りばめられています。
(「ゾンビ」も実際に生活するなら法律遵守は必要ですw)
現代社会のルールや科学的根拠の中で進行するファンタジーは、説得力が強くとても面白い。
また、「花で武将」といえば、市東悦子さんの「BUD BOY」を思い出しますね。

それと「背中に花の金刺繍が施された真っ白い一張羅」はいい。
少しヤンキーの総長?とかの匂いもするが、スマートで圧倒的な強さを予感できて格好いい。

願わくば「ハーレム」ものにはならず、このまま突き進んで欲しい。
「華」だけど「漢」くさいファンタジーものを期待しています。

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