午前三時の小さな冒険
善吉_B
かつん。
盤面を跳ねる駒の音が、夜の部屋にひびきました。
時刻は午前三時を過ぎたところでしょうか。明かりのついたこの部屋以外、何もかもが寝静まっているような真夜中でした。
クロムは手にした青い駒を動かして、他の駒を飛びこえてはジグザグに進めていきます。
それは星の描かれた盤面でした。小さな三角の集まりでできた六つの角を持つ星の上には、三色に塗り分けられた駒があちこちに置かれています。駒のてっぺんは、クロムが動かしている駒と同じように、どれもきれいな丸い形をしていました。
いち、に、さん。
心の中で数えながら、盤面の小さな三角の辺をたどり、他の駒を飛び越えていきます。
やがて駒の群れを抜けた駒は、同じ形の柱の森を抜け、開けたところで動きを停めました。
これ以上はもう進めないな。
そう確かめて、クロムの右手は青い駒から離れていきました。
クロムが顔をあげると、頭をかかえる弟の姿が飛び込んできました。
「次、ノルの番だよ」
頭をかかえたまま、なかなか動かない弟に声をかければ、ぐるるという唸り声と共に何とも恨めしそうな眼がこちらを見てきました。
「使いたかったところ、埋められた……」
「ふふん、残念だったな」
「ああーもう、うまくいけば五つくらい進められたはずだったのに……」
「早い者勝ちだ、諦めな」
ひっくり返ってばたばたとノルが足を動かすのを見ながら、クロムはにやりと勝ち誇った顔で笑って、唸る弟と自分との間に置かれた盤面に目を落としました。
ボードの上ではクロムが先ほど動かした青い駒が、ノルの黄色の駒の通り道に立ちふさがっています。これでは二つほどしか進めないでしょう。
クロムがほんの思い付きで買った中古で買ったボードゲームセットは、思いの他ノルの気に入ったようで、こうして真夜中に自分の寝室から抜け出しては、こっそりと付き合うのが最近のクロムの習慣になっていました。
中でも今日の星型のボードゲームが弟は一番好きらしく、三回に一度は必ずこのゲームをやりたがりました。サイコロではなく頭を使うゲームなので、慣れていない弟はほとんど勝てません。それでもなぜか、今日もノルはこのゲームをリクエストしてきました。
「こら、あんまり暴れるなよ。うるさいとみんなが起きるだろ」
クロムの注意にばたつく足を止めてようやく体を起こしたノルは、まだ不満そうな顔を浮かべています。
そんな弟を笑って眺めたまま、クロムは穏やかに声をひそめて続けました。
「駒にこだわるなよ。もっと周りを見てみるんだ。思い通りにいかなかった方ばかり見ていると、もっと良い方を見落とすから」
クロムのアドバイスに、むくれ面を少しだけ引っ込めたノルが身を乗り出して、盤面を真上から覗きこみはじめました。ぐるぐるとよく動く大きな目が、自分の駒とにらみ合っています。
駒の動きを一つひとつ、必死になって想像しているのがこちらからもよく見えて、クロムは気付かれないようにこっそりと笑いました。笑っているのがばれてしまうと、弟の機嫌がまた悪くなってしまう、というのもありましたが、何より真剣な弟の邪魔をするのは少し申し訳なかったのです。
そのまま盤面をぐるぐるとさまよっていた視線が、ふとある一点で止まると、ノルの表情がパッと明るくなりました。
「わかった! ねぇねぇ、ここでしょ? ここのことでしょ!」
「さーて、どうでしょうかねぇ」
「クロムがそういう時は大体合っている時だよ。僕、知っているんだから」
得意げに笑って胸を張るその仕草は、先ほどクロムに駒の場所を取られたことの仕返しのつもりでしょうか。実際にはその駒を動かせば、クロムは更に先へと進めることができるようになってしまうのですが、そのことにはまだ気付いていないようでした。
「はいはい、決まったなら早く動かしてくれよ。時間がなくなっちゃうだろ」
「はーい」
素直な返事と共に、弟の大きな手が不器用に黄色い駒の一つをつまみ上げ、斜め前の駒を跳びこし始めました。
かつん、こつん。
駒が盤面に着地するたびに聞こえる音が、この部屋以外寝静まっている夜の中にひびきます。
その音を頬杖をついて聞きながら、クロムはゆっくりと目を閉じました。
空想の中でもう一度目を開くと、そこは柱だらけの地下宮殿でした。
薄暗い空間の中、遠くに見える壁にとりつけられた松明だけが辺りを照らしています。柱は見渡す限りあちこちに建てられていましたが、その並び方はバラバラに見えました。規則ただしく並べられていたのに、巨人の指が気まぐれに何本かむしり取っていってしまったように虫食いなのです。
更によくよく見てみれば、柱は天井を支えていませんでした。途中で伸びるのをやめてしまった柱のてっぺんは、全てつるりと丸く削られています。
かつん、こつん。
その虫食い並びの柱の群れを、斜めななめにノルの黄色い駒が飛びこえていきます。
その跳ね方はどこか元気で得意げに見えて、駒を動かしているはずのノルにそっくりでした。
飛び越えた柱と次の柱との間、ノルの駒が降りたった足元には、先ほどまで柱が生えていた跡があります。最後にもう一跳びして着地すると、駒はようやく立ち止まります。
斜め前にはまた柱がありますが、どれも遠くにぽつりぽつりと立っています。飛び越えられるほど近くに柱がないことを確かめて、そうしてこれ以上進めなさそうだと分かった駒が完全に動きを止めたところで、今度は現実のまぶたを上げるのです。
駒の音をききながら、そうやって違う場所で動き回るのを空想するのが、クロムの夜のお気に入りでした。
目をあけたクロムが正面を見ると、駒を動かしおえたノルがじっとこちらを見ていました。部屋のライトの現実的な眩しさに思わず目を細めていると、
「三人目、今度はクロムの番だよ」
そう言って、盤上のうす緑の駒を指さします。
三人用のボードゲームは、本当はクロムとノルだけでは遊べません。だから二人で交代で「三人目」をすることにしたのです。
二人で競争するだけでなく、協力して駒を進めるのはそれはそれで楽しいことでした。ついつい、自分たちが勝つよりも、三人目のうす緑の駒を勝たせたくなってしまうこともよくありました。
「どうしようかな。そろそろこいつを進めたいよね」
「僕はこっちがいいなと思っていた」
「そうか、こっちでもいいな。そうしたら後ろが少し進める」
二人で話し合いながら、クロムは進める駒をどれにするかを決めるため、じっと盤面を見つめます。やがてうす緑の駒の群れのひとつに手を伸ばすと、斜め前の青い駒を一つ、飛び越させました。
かつり、とまた盤面に降りたつ駒の音が夜の部屋にひびきます。
かつん、こつん。なるべくゆっくりとボードを鳴らしながら正面を見ると、ノルが先ほどのクロムのように目を閉じているのが見えました。
――――今日はジャングルだって、言っていたっけか。
何度目かのボードゲーム遊びの時に、クロムがいつも目を閉じて駒の音に耳を澄ませているのを不思議に思ったノルから、何をしているのかと尋ねられたことがありました。
初めは自分だけの秘密にしているつもりでいたクロムはのらりくらりとはぐらかしていたのですが、あんまりしつこく弟が知りたがるものですから、仕方なく教えてやったのです。それ以来、ノルもクロムの真似をして、駒の音を聞きながら空想を楽しむようになりました。そしてボードゲームのたびに、今日はどこを跳びまわる空想をしていたか、どんなものを見たのかを、嬉しそうに言ってくるのでした。
最後にことりと盤面を鳴らしてうす緑の駒を停めた後も、しばらくの間ノルは目を閉じたままでした。
すん、と鼻を鳴らすのは密かにわくわくしている弟の癖です。きっと空想のジャングルの中で、珍しい鳥の姿でも見かけたのでしょう。鳥の姿は、クロムが前に部屋に置いていった図鑑にあったどれかに違いありません。この部屋から出たことのないノルにとって、すずめよりも馴染みのある鳥たちでした。
「次、まだクロムの番があるよ」
大きな目を閉じたまま、ノルがこちらに声をかけてきました。
「三人目のあと、どうなったか見なくていいのか?」
「ううーん……大丈夫」
「そうか」
うす緑の駒が動いたおかげで、盤上にはノルの駒のきれいな通り道が一つ出来あがっていました。それを見てまたはしゃぐ弟を想像していたのですが、どうやら空想の方がちょうど良い場面だったようです。このままクロムの番が終わるまで、ジャングルの中にいつづけるつもりなのでしょう。
とはいえ、ゲームの展開が気にならない、というわけではないようでした。そわそわと落ち着かない様子の大きなてのひらが、ノルが二本の腕で抱えるクジラのぬいぐるみを何度も握っては離しています。
爪が食い込みそうになっているのを「あまり力を入れるなよ」と注意しながら、クロムの指が今度は青い駒のひとつを拾い上げました。
かつり。
また新しく、駒が盤上を跳ねて音を立て始めます。
すん、ともう一度鼻を小さく鳴らしたノルに、駒をゆっくりと進めながら、まるでジャングルの風のにおいをかいでいるみたいだとクロムはぼんやり思いました。
この空調の効いた部屋のことしか知らないノルが、ジャングルの湿った空気など知っているはずがないのに。
――――きっとノルの空想には、足りないものが山ほどある。
それはにおいであったり、味であったり、色であったりするのでしょう。窓も映像もないこの部屋で、ノルが知っていることはあまりにも少ないのです。
それでもノルはこうやって、数少ない材料で空想をじゅうぶんに楽しんでいるようでした。
かつん。
青い駒が音を立てるのをやめるまで、どこにも行けないノルの空想の旅は続きます。
その時間が少しでも長引くよう、クロムはできる限りゆっくりと駒を進めることにしました。
「おわったー!」
最後の黄色い駒がようやくゴールにたどりついた瞬間、ノルが両手をあげてばったりと後ろに倒れこみました。
「今日もビリだったよぉ」
大きなため息をつく弟は、いつもそう言う割にはあまり悔しそうではありません。代わりにじたばたと足を動かすので、クロムはみんなが起きてしまわないよう、また注意をしなければなりませんでした。
「けど、最初よりも時間がかからなくなった」
今日はうす緑の三人目に勝ちをゆずらなかったクロムが駒を片付けながらそういうと、「本当!?」と顔を輝かせてまた起き上がりました。その動きに合わせ、ろうそくの火のようなしっぽがノルの後ろでピンと姿勢を正します。
「本当、本当。だいぶ上達したな」
「えへへへへ」大きな赤く光る目を細め、にやけてとろけそうな頬を二つの手でささえる弟はずいぶんとご満悦そうでした。残った二本の腕も、うれしさを閉じ込めるようにクジラのぬいぐるみを抱きしめています。
「クロムにほめられちゃった」
「はいはい、よかったな」
「今日はいい夢見るかも」
「そんなに喜ぶことかよ」
「うん!」
あまりの喜びぶりに苦笑していると、満面の笑みを浮かべたノルが元気よく頷きました。笑顔のかたちに開かれた大きな口から、ずらりと並んだ鋭い牙がよく見えます。
「クロムが帰っちゃうの、いつもさみしいんだけどね。今日はほめてもらったから、それを思い出して明日まで待つんだ」
「……そうか」
無邪気に笑う弟に、クロムはあいまいな笑いしか返せません。手際よく片付けられた駒と盤面は、とっくにボードゲームセットの箱にきれいにしまわれてしまいました。そしてその箱も、まさに今部屋のすみのがらくた箱の中に入れられるところでした。
うまく言葉を返せない代わりに立ち上がって近付くと、クロムの動きに気付いたノルが頭を少し下げました。
すこしだけ背伸びをしたクロムは、いつも部屋から出る前と同じように、座ったままの弟の頭をなでてやりました。クロムのまだ小さい手が、ふさふさとした真っ黒な毛並に埋もれます。
「じゃあ、おやすみ」
「―――うん」
ノルと違って二本しかない腕をのばして抱きしめると、ノルの四本の腕が背中にそっと回ってきました。余った腕の先で、長くて鋭い爪がふれあい、跳ねる駒とは違う音がクロムの耳元で小さく鳴ります。
「また明日、来るからな」
「うん! 約束だよ」
うれしそうな声と共にはなれた弟の顔を見上げると、頭のてっぺんに生えた二本の大きな角が見えました。
その下には、赤く光る大きな目。
尖った鼻の下にある口は、左右にぱっくりと裂けて牙だらけです。
四本の腕と二本の脚の先にはそれぞれ長くて真っ黒い爪が生えていて、真っ黒な毛並の先のしっぽだけが、ろうそくの火のように黄色くゆらゆらとゆれています。
「おやすみなさい、クロム」
部屋を出ていくクロムを笑って見送る弟は、確かに人々が怪物と呼ぶような姿をしていました。
部屋を出たクロムは、上へと続く長い石造りの階段を見上げました。
五年前のある夏、偶然物置の奥の扉を見つけるまでは、こんな地下室が家の中にあるなんて知りませんでした。家の誰にも見つからないように、クロムの家の深くふかく下に埋められた部屋へとつづく階段は、ぐるぐるとねじ曲がっていて迷路のようです。
パジャマのポケットに入れていた小さな懐中電灯をつけて、明かりのない細い階段を上っていきます。なるべくゆっくりと、今度は駒と違って足音ひとつも立てないように静かに上っていくのにも、ずいぶんと慣れたものでした。
初めてあの部屋にたどりついた時、ガラクタ箱と椅子とベッドしかない部屋にポツンと座るノルが、自分のきょうだいだと一目見てすぐに分かりました。
その年から更に数えて二年前の春は、クロムの家に弟がやってくるはずの季節でした。
けれどもいくら待っても弟は現れず、両親にたずねても親戚にきいてみても、やってくるはずだった弟がどうなったのかは何も教えてもらえませんでした。
ずっと不思議だったのです。なぜ誰も弟のことなどなかったことにするのだろうと。
こんなところにいただなんて、一体だれが予想できたでしょう。
見たところ、一応食事や掃除などの世話はされているようでした。けれども誰にも何も教えてもらえず、ただぐるぐると窓のない部屋の中をあてもなく歩き回る弟に、クロムは何かしてやりたいと思いました。
だからクロムは、ノルに色々なことを教えることにしたのです。
まず、自分たちがきょうだいだということを。
それから言葉を。遊びを。図鑑を通して色々な生き物も教えました。
名前がないという弟に、ノルという名前だということも、クロムが教えてあげました。
毎晩誰にも気付かれないように、真夜中に寝室を抜け出しては地下室へと足を運び、そして少しずつ弟と過ごすようにして、もう五年になりました。
物置の奥の扉を閉めて、扉の前に箒やごみ箱を置いて入り口を元通りに隠すと、地下室があるとはとても思えませんでした。すっかりいつもの、ごく普通のクロムの家のできあがりです。
物置の扉をそっと開けて、廊下にだれもいないことを確かめてから、クロムはすべるように物置を抜けて静かに扉を閉めました。
喉が少しかわいていたので、自分の寝室に戻る前に台所に行くことにして、いつもとは違う方に音を立てずに方向転換をします。
台所の食器棚からコップを取り出し、冷蔵庫に入っていたボトルの水を注ぎます。声をひそめて話をするのは、思っているよりも結構喉がかわくものでした。
「こんな時間に、何をしているの?」
少しずつ水を飲んでいると突然声がして、クロムはぎくりと肩をこわばらせました。台所の明かりに気が付いた片親が、様子を見に来たようです。
「ごめんなさい。喉がかわいちゃった」
「そう、飲みおわったらまたちゃんと寝なさい」
「はい、パパ」
お行儀よく返事をするクロムは、ちゃんとしっかりものの十一歳に見えたでしょうか。片親は満足そうにうなずくと、先に自分の部屋へと戻っていきました。
その背中を見つめながら、毎晩両親をたたき起こしてでもたずねたくなる質問を、クロムは水と一緒に飲み込みました。
――――――ねえ、地下室に閉じ込められている子を知っている?
弟を閉じ込めたのが両親なのか、それとも自分の知らない誰かのしわざなのか、クロムにはずっと分からないままでした。
ノルにもたずねたことがありますが、本人もあまりたくさんのことはわからないようでした。ずっと放ったらかしにされていたのだから、仕方のないことです。
水を飲み終わり、コップを洗って水切りかごに置いたクロムは、自分の寝室に向かいながら考え続けていました。
誰がノルを閉じ込めたのかは分かりません。けれど、どうして閉じ込めているのかは、クロムにも少しだけ分かっていました。
――――― みんながノルのことを、「怪物」だと思うからだ。
自分たちとはあまりにも違う姿をしているノルを、世界が受け入れてくれないだろうことは、クロムにはよくわかっていました。
自分のベッドにもぐりこんだクロムは、懐中電灯を片手に、ベッドわきの棚からノートを取り出して開きました。
そこには図書館やインターネットでこっそりと調べてきた、「世界をつくり変える」ためのクロムの勉強成果がびっしりと書きこまれていました。まだ幼く、買えるものも力も少ない自分たちには実現できないものばかりでしたが、こつこつと研究を続けて、いつか必ず、どれか一つでも成功させるつもりでした。
この世はまだ、ノルが外で自由に動き回れるようにはできていません。
だからクロムは、弟が外に出られるような世界にするために、誰にも秘密で、こっそりと準備をしているのでした。こればっかりは、どれほどせがまれたとしても、ノルにだって教えるつもりはありませんでした。
――――いつか。
いつかノルが外に出られるようになったら、二人で本物の列車に乗りたい。
それがクロムの、誰にも言っていない密かな夢でした。
真夜中に寝室ではなく家を抜け出して、午前三時の列車に乗って、二人で知らない遠くの街へ行くのです。
そこでは何が起きるでしょう。そこでは何が見えるでしょう。
クロムの街から出る列車の先には、駒を動かす空想で見たような、地下宮殿もジャングルもありません。
それでもノルは、初めて乗る列車にはしゃぐでしょう。窓の向こうの夜の景色を、夢中になって見つめるでしょう。
ジャングルには行けなくても、植物園に連れていってやるのもいいかもしれません。ノルの空想に欠けていた、ジャングルにひそむ質量のある空気のことを教えてやるのです。それには夜明けを待たなければいけないから、どこか見晴らしの良い場所で、初めて一緒に太陽がのぼるのを眺めるのも楽しいでしょう。
――――待っていろよ、ノル。
「いつかぜったいに、お前を連れ出してやるから」
その時には、あの地下室での空想を抜け出して、二人でどこへだっていけるのですから。
午前三時の小さな冒険 善吉_B @zenkichi_b
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