過去

小説家になりたい


そう思ったのは中学生の時だ


あのときはネタがバンバン出てきて


書くのに困らなかった


最後までかけたのは少ないが


俺の中では充実していた




中2のとき


小説家だけでは食べていけない


そんな事実を知った


あのときはどうしようとしていたか


今は忘れていた



中3のとき


友達から絶賛された


拙く書ききっていない文章でも


たくさんの人が読んでくれた


あのときは電撃文庫で


小説化してアニメ化されたいなどと


ビックな夢を思っていた



卒業したときカクヨムを知った


カクヨムで花月姫恋として


エロ小説を書いていた


あのときの夢は女性2代目の官能小説家



高1になるとネタ切れが進んだ


たくさんの本を読んで見たけど


なにも変わらなかった


あろうことか本さえもが


読めなくなっていた



高2のとき


登録住みのアドレスが使えなくなり


そして小説もかけなくなった


俺はそのままカクヨムを後にした


高3のとき


俺はまたカクヨムを始めた


宇田川ルキにかえて


どこからきたかわからない


実体験をベースにしたものと


入浴中に思いついたエロ小説と


今は書いている



自分の拙い文章を見ると


小説家になんて夢のまた夢だと


現実を思い知らされる



あのときにやめなければ


おそらくそういうことじゃない


きっともとから


才能なんてなかったんだ




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将来 宇田川ルキ @RUKI3939

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