将来
宇田川ルキ
分岐点
高3に訪れる人生の分岐点
進学と就職
どちらでもよくどちらでも悪い存在
進学すれば
今より選択の幅が広がる
就職すれば
社会人の一員になる
けれどもどちらも悪い点がある
進学すれば
奨学金返済に死ぬまで苦しめられる
就職すれば
高卒だとバカにされる
果たしてどれが正解なのか
それは誰にもわかるまい
将来何になりたい?
幼き頃から問われていた難題
幼き頃は各々自由に
現実のことも気にせず
ただプリキュアになりたいとか
仮面ライダーになりたいとか
簡単に言えた
高3になると
そんな非現実な答えなど出てくるはずもない
そして、あのときは自由だったなとほざく
俺は今年その分岐点にたっている
あのコロナ恐慌な時代に
進学者は
学校見学にいけず
就職者は
進学も視野に入れろとおどされる
公務員は
例年より倍率があがる
果たしてこれでいいのだろうか
俺はこのまま進路を決めてしまって
無駄な一日を過ごして
俺は趣味を進路にしても
良かったのではないのだろうか
そちらの方が楽しく
生活を明るくできたのではないのだろうか
お金を得るためには
そのくらいの気持ちではうまくいかないことを
俺は知っていたから
俺はこの職業にするのだ
人生の負け組に
一生昇進できない苦しみに
俺はもうすぐ飛び込むんだ
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