第24話決別

彼女が旅行から帰ってきた後に会う約束をリスケした日も直前でキャンセルになった。

しかも、その後に彼女と連絡をした時にその約束の前日に出かけていたことがわかった。


彼女と話をした内容から何となく、他の男の影がちらついたので、この辺りが潮時かなと思って、後日電話にて会えないことに対して不満をぶつけた。


電話だけど軽く口論になって、彼女は「小池君は短気」だとか「小池君は勝手」だとか「小池君は我慢が足りない」とか僕に言ってきて最後はお互い「もう会うのはやめよう」ということで合意した。


こうして、僕は半年以上に渡る苦悩から解放されることになった。終わりはあっけないものだった。自分から終わらせに行ったので、悔いはないが、心にはぽっかりと大きな穴が開いた。


気を紛らわせるため、漁師時間に何故か榛名山に向かって一人でドライブに出かけ、日の出時間を榛名湖畔で迎えた。

湖の上空数十メートルに浮かぶ雲をボーッと眺めて、失恋を少しでも癒そうとした。

(この程度で癒えれば苦労しないけど)


--------------------僕がもう少し精神的(恋愛的に?)に大人であったならば、このような苦悩に悩まされることにことなくもっと上手く立ち回れていたのかもしれない。でも、この苦悩の経験が妻とのお付き合いにおいて、気持ちの面で役に立ったと思うので、無駄では無かったと思っている。


元々は僕の経験の無さからくる勘違いから始まり、更に助平根性からややこしくしたようなものだから自業自得なものです。


拙い文章にお付き合い頂きありがとうございました。(、って誰も見てないかなwww)




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

大人になりきれなかったあの頃の僕の苦悩と後悔 @naoto311

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ