7. シナリオ本編 -エピローグ

■エピローグ:幽霊たちの今後

エピローグでは、もしPCたちに希望があれば、それぞれ好きな場面を描写します。


【0PC2~PC5の場合】

もしも特に希望がなければ、以下の描写を使用してください。


▼描写:PC2-PC5、幽霊たちの別れ

カレンデュラは改まった顔をして、君たちに向き合います。

「ありがとう。君たちがいてくれたから、僕もPC1もここまでこれたんだ。本当にありがとう」

そういって微笑んで、君たちに抱きつこう……としてすり抜けて、すっ転んだ。

「あー!! もう、これだから幽霊は! 生きてる間に会いたかったなー!!」

おでこのたんこぶを撫でながら、冗談めかして言った後、カレンデュラは真面目な顔になた。

「……僕が君たちにあげられるのは、一応冒険者としての報酬と……あと、浄霊の機会くらいだ」

「もうこの世に未練がないって人が居たら、これから、僕の友達の神官を紹介する。優しく弔って、輪廻の輪に返してくれるはずさ。……寂しいけど、最後まで見送るよ。今まで、本当にありがとう」

「ああ、『全然未練あるし、まだこの世にとどまるよ!』って人が居たら、それもそれで応援する。僕は今回で、すっかり幽霊に好意的になったからね」

「君たちの旅路に祝福を。また、どこかで会えるといいな!」


それぞれの旅の終わりと今後を描写して、終了です。

(輪廻の輪に戻っていない場合は、ガメルの報酬を手にいれます)


【PC1の場合】

もしも特に希望がなければ、カレンデュラとのシーンになります。

必要あれば、以下の描写を使用してください。


▼描写:妖精の告白

カレンデュラは微笑んで、君に向き合います。

「これからどーする?」

「……これで、君の『負けヒロイン』としての物語はおしまいだ。だからこそ、君の好きなようにしてほしい。前を向いて、歩き出してほしい」

「そのうえで、もし君がこのまま輪廻に戻りたいって言うなら、僕、お手伝いするよ。それも次への素敵な一歩さ。知り合いの神官が居るから、きっと優しく弔ってくれるよ」

(アポロがPC1を幽霊だと気づいている場合orレウコトエが生きている場合)「でもさ。アポロ(レウコトエ)も、最初驚いてたけど……幽霊としての君を受け入れてくれたよね。理解ある仲間がいるんだから、幽霊として、このまま彼らと冒険者業に戻るってのも楽しいかもしれないね。苦労はするかもしれないけど、きっと君なら大丈夫さ」

「けど、もし…………」

カレンデュラは一瞬言いよどみつつ、おずおずと提案してきます。

「君が、僕ともうちょっと一緒に居てくれていいって言うなら、一緒に旅に出てみない?」

(PC1が了承した場合)「……!! へへ、えへへへへ! そっか、うん。そっか……!! じゃあ、これからよろしくね、PC1!」

(PC1が拒否した場合)「…………えへへ、そっかぁ。うん。そうだよね。これまで、ずっとありがとう。もう一緒にはいられなくても……ずっとずっと、だいすきだよ」


彼らの今後について描写して、終了です。

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ソードワールド2.5シナリオ「21 グラムの後日譚」 殻付飛鳥 @uzura1414

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