仮収集番号 003

 抵抗なく居る。

 妨げていた過去は漸近線の予測を縦に支え、もどかしく恐慌を浚うのみ。

 遇して心地の禁ぜる蜂が健康に穿っているか、それとも暴説か。傷は楓にある。

 良好な示唆は弁明の都を紫に轟かすばかりで、ただ従来の轍を追う。

 野放図に万雷された煌々が手と手を浸し続けていく。

 端から端まで旅籠の群れ。照会は今後は墨にて覚醒する。

 間違い、こうして奇襲は騒ぎ立てられており、漫然と狭隘になる。

 別離は無意味ではない。無意味ではないんだ。


 手探りの浜辺にて

 Lauren

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考世界学者ローレンによる手記 雪田冬 (Euchaeta) @euchaeta

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