なぜ字下げしないのか・なぜした方がいいのか

 なぜ字下げしない人がいるのかを考察しました。というのも、作文の作法は小学校で習うので、作文の作法自体を知らない事はあり得ないからです。という事は、「小説ではその作法を守らなくてもいい」と思っているわけです。


 考えられるのはネットの影響です。確かにWebの文章ではあまり作法を求められません。私もWebで物を書く仕事をしていますが、ブログやサイトの文章などで字下げされてなくても気になった事はありません。こういったネットの文章に慣れた結果、「字下げはしなくていいもの」という発想になっているのではないかと推測します。


 しかしネットの文章と小説は全く別物です。

 ブログ、記事、商品説明その他ネットの文を読んでいても字下げルールが気にならないのは、目的が情報を得る事だからです。自分が見たいところをピンポイントで読めばいいだけからです。パワポのスライドを見るのと同じ感覚です。


 でも小説は、最初から一字一句を読むものです。文体の美しさ、前後の流れ、一字一句の表現などを含めて楽しみたいんです。出来事を並べるだけなら小説とは呼べません。

 だから美しくない、読みにくい文章はそれだけでスルーします。(あくまで私はです。別にそんなことないよ、という人がいたら教えてください)


 なので、もし今まで何となく字下げしてなかったという人は、今後このこと意識して書いてもらえればと思います。


 カクヨムさんとしても、質の高い投稿小説が増えた方が読み専のユーザーが集まって来ると思うのでメリットがあるのではないでしょうか?

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改行後字下げしない問題について Mystérieux Boy @mysterieux_boy

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