概要
全て良くなると思ってたの
2090年の世界では科学で解明できない驚異となりうるモノに《UHM》という総称が付けられていた。しかし彼等は一部を除き弾圧され、排除される存在だったため、多くの人々はUHMと深く関わることなく生活していた。
そんな中、就職活動に苦戦する夏八木桜子(かやぎさくらこ)はある日怪しげな求人募集を目にする。
危険な予感を感じつつも明日の生活のためにその求人募集に書かれていた場所に向かう。
桜子が多くの事を知っていく中、世界では恐ろしい儀式が動いていた……。
なるべく史実を踏まえた上で書かせていただいていますので、Grimeは現在から少し先の未来の話だと思って読んでください。少しだけ過去の歴史に触れることがありますが、歴史に対する批判などは私個人としてはしないです。しかし、登場人物が差別や批判とも
そんな中、就職活動に苦戦する夏八木桜子(かやぎさくらこ)はある日怪しげな求人募集を目にする。
危険な予感を感じつつも明日の生活のためにその求人募集に書かれていた場所に向かう。
桜子が多くの事を知っていく中、世界では恐ろしい儀式が動いていた……。
なるべく史実を踏まえた上で書かせていただいていますので、Grimeは現在から少し先の未来の話だと思って読んでください。少しだけ過去の歴史に触れることがありますが、歴史に対する批判などは私個人としてはしないです。しかし、登場人物が差別や批判とも
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!読めば読むほど戦慄する、狂気擦れ擦れのリアリズム。
この小説は、月桂樹さんによる描写の綴り方が非常に秀逸。私はここをとにかく推したい。
小説の中で起こる話は基本的に、主人公による一人称視点で進むのだが、主人公が目の当たりにした光景や様子がどの場面でも非常に分かりやすく、そして洗練された語彙で描写される。
その描写というのが、特にリアル。現代ファンタジーでありながらも、ファンタジーという勿れ。
確かに、主人公を取り巻く要素は現実ではありえないような現象、状況、人物で構成されているが、それが巻き起こす描写は現実に置き換えても容易に想像ができる。ここ数年のラノベにおけるマンネリズムな描写、展開などは一切ない。
とにかくそういった写実的な表現…続きを読む - ★★★ Excellent!!!死んだ後も想い続けてしまうほどの想い。貴方のコアは何ですか??
企画から来ました。三章まで読んだうえでのレビューです。
率直に面白い作品です。
この作品は、主人公がハローワークに行くところから物語が始まります。そして、少し非合法な組織に入ってしまう。そこから主人公は自分の知らなかった世界を知る。そこで主人公は人外の心に触れていく、そんな物語です。
私が個人的に思ったのは、分かりにくい心情の表現が良いなということです。私も作品でやってしまいそうになるのですが、理由もなく自分の胸の内をさらけ出すキャラクターは作者的に便利なのです。
そのキャラクターは素直で、分かりやすく動いてくれるから。でも、この作品は違う。キャラクターにコアという心情とリンクしたも…続きを読む