超能力(異能)が社会に認知されないまま、時に未解決事件として迷宮入りした事例も少なくない現代社会で、異能の確証を得ないまま、事件を追う一人の刑事とある女子高生が出会うところから物語は始まります。
よくあるRPGのラストダンジョンをクリアした後のオマケ要素である裏ボス。
かつて、世界を掌握仕掛けた異能者(裏ボス)は、その過去と自分の異能を忌むべきモノと捉えていましたが、自身が望む平穏な生活が脅かされる事を知り、立ち上がります。
昔の自分をどうにも出来なかった世界と組織の庇護など鼻から期待していない。
巨悪な組織は動きを活発化させ、日本の裏に潜む闇は牙を剥き、異能者達は次から次へと少女の日常を脅かします。
忌むべき過去に残したものが、少女と再び結ばれる時、彼女が選ぶ選択とは。
現代モノ、異能ファンタジー。
昨今の流行りからは外れて、10年前のライトノベルを読んでいる様なノスタルジーに浸れます!