蛹空へ畑。人生をたどるユメ。成虫の願い。思。体はどこへ?塞ぐ者。

空を見れば想う蛹。畑を思い出す。成虫はなき体にユメを塞ぐ。人生を空す。幼虫は元気にスローライフ。未来知らず。成虫は幼虫を思い出す。
テンポはややスローで、異世界の枠にはまりきらないアイデアが特筆される。取巻き連中が主人公を上手く引き立てている。
主人公は畑仕事に憧れている。僕は小さい頃は戦いに憧れたが、今となっては畑仕事もいいと、この作品を読んでより思う。
序盤の吸引力が素晴らしい。それに続く展開と構成力も流石である。

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