夏の訪れは台所で感じるもの

すっかり更新が遅くなってしまいました。

今年のゴールデンウィークはどこにも行かず、たまにはごほうび〜と調子の良いことをいって宅配ピザを頼んだり、録画していた映画やらバラエティを消化して過ごしていました。こんなゴールデンウィークも悪くない、と思いつつ、いやこれここ1か月のこもりきり生活と何も変わらんぞと気づいたり。

毎年季節の変わり目には謎の発熱があったりするけれど、今年は何もなく健康なのが本当にありがたい。単にいつもは遊びまわりすぎなのかもしれないけれど。


ゴールデンウィークというと、例外なく「え?世の中こんなに暑かった?もう夏じゃん」てな日が大体1日はあるわけで、今年も東京は最高気温が27度かそこらまで上がった日があった。

この日、私はお昼の焼きそばを作ろうと台所に立っていた。野菜をささっと切って炒めて、そこに麺を入れて味を足したらおしまいという比較的お手軽料理なのだけど、なんだか台所がやたら暑い。先週は1時間くらいとっぷり台所にいても暑さなんて感じなかったのに、今日はなんだかすごく暑い。おかしい。なんだか顔がほてってきた。こりゃたまらん。水をガブ飲みして、味見もそこそこに焼きそばを盛りつけた。


夏の訪れを感じる瞬間はたくさんある。リビングに差してくる日光に直接あたるのはしんどくなってきたとき。具体的になんの匂いかわからないけど、夏っぽい香りがしてきたとき。うちのわんこが、積極的にフローリングにぺたんとして涼を求めるようになったとき。その中でも、確度高く「これはもう夏」と思うのが、台所で火を使う料理をしていて干上がりかけたとき。こりゃきついとなると、いよいよ台所に扇風機が登場することになる。


出来上がった焼きそばを持ってリビングに行くと、やっぱりアツアツな日光がこれでもかと差していた。たまらず窓を開けて、カーテンをひいてすみっこに置かれた扇風機をつける。時々扇風機の風でなびく髪が麺にくっつくのをとりながら思いっきり頬張って、もちゃもちゃ食べてると、あーこれはもう夏だな、と改めて思ったわけです。


ところで、タイトルがタイトルなだけに、「なにか夏野菜を使った料理を作りました」的なおしゃれなエッセイかな?と思った方がいらっしゃったかもしれません。期待はずれで申し訳ないです。ただ焼きそばを作って1人で食べたという、それだけの話なのです。私の好きな夏野菜はズッキーニであることをここに公表するので、どうぞお許しください。



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わたしなりの徒然草 みおつくしのしずく @PedroSanchez

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