七分咲きの一本桜、葉太はファインダー越しに見つめます。シャッターチャンスが訪れ、でも人が映りこむ。高校教師の葉太、クラスの生徒桜子との校外での出会いでした。絵画的というのか映画的というのか、名…続きを読む
何作もある筆致企画作品の中で、色とりどりの四季を描いた作品は、今のところこの作品しか読んだ事はない。不良教師と女子高生と、写真と絵と、葉桜と君。移り変わるのは季節だけではなく、人の心もまた成長す…続きを読む
自称「不良教師」、秋田葉太。模範的な教師像とは形容されないことを自覚しながらも、それでも教鞭を取り続ける彼と、悩みを抱える春川桜子との、心あたたまる交流が描かれます。小説で色と見せる、語ること…続きを読む
写真を撮る秋田と、鉛筆で絵を描く桜子。公園の片隅にある桜の木の下で、ひっそりと同じ時を過ごす二人。思い思いの絵を残そうとする二人を隔ててしまうのは、やはり教師と生徒という関係でした。緻密な四…続きを読む
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