淡い色彩の、淡い成長物語

すこしだけ問題を抱えた保育園児の男の子の、ちいさな成長物語。見えないお友達(イマジナリーフレンド)のちょっとだけミステリアスな部分も、まあそういうこともあるのかなと自然に物語に溶け込んで作品世界を作り上げています。
保母さんの、ちゃんと秘密を守り通してあげる芯の強さ、見えないお友達にもちゃんと最後まで読み聞かせをしてあげるやさしさが、とてもいいです。子どもに対する恩寵が、春の日向のように心地よい作品でした。

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