第2話「分岐点?」
ミネシア「ふぅ…これで今日のお仕事は終わりですね。」
村人B「助かったよ、ミネシアちゃん!」
ミネシア「いえいえ、困った時はお互い様ですよ!」
村人C「本当にミネシアちゃんは小さい頃から、せっせとお仕事手伝ってて偉いねぇ。」
ミネシア「お褒めのお言葉、ありがとうございます♪」
(褒められるのは慣れてませんがどこか、こそばゆい気持ちになりますね…笑)
村人C「ミネシアちゃん、うちで少しお茶していかないかい?」
ミネシア「いいんですか?」
村人B「もちろんだとも!」
ミネシア「ではお言葉に甘えて、少しだけ♪」
村人C「ふふ、紅茶でいいかい?」
ミネシア「はい♪」
(お家にいると、思い出してしまいます…両親が既に亡くなってしまったことに…気遣って下さってるのでしょうか…それでも、今は…少しだけ、ご好意に甘えましょう。)
ミネシア「そろそろ、帰りますね、ありがとうございました♪」
村人C「またいつでもいらっしゃい♪」
村人B「おうよ、俺が家まで送ろうか?」
ミネシア「んー…お気持ちは嬉しいのですが、大丈夫ですよ、お気遣いありがとうございます♪」
村人C「そうかい、気を付けてね?」
村人B「まぁ、この平和な村に何も無いとは思うがな笑」
ミネシア「そうですね笑、ではまた。」
(お茶をしてたらもう空が薄紫色になってますね…少しお話し過ぎました笑…でも、とても楽しかったです!今度クッキーでも持っていきましょうかね♪)
???「お前か。」
ミネシア「…え、えっと、何が、ですか?」
???「ふむ…まぁ、悪くは無いな。」
ミネシア「?????」
???「おい、お前。」
ミネシア「え、あ、はい?」
???「俺の城に来い。」
ミネシア「…」
(こ、この方、今さらりと、なんとおっしゃいました?!…しろ?…白?…『俺の白に来い』…そうかぁ、白ですかぁ…な訳ないですよねっ?!え、えっと、つまり白は『城』で、この方は『王様』…?…はっ、私はなんて無礼なことをっ?!こういう時は膝まづかなければならないんでしたよねっ?!え、でも、どうやるんですか膝まづくって?!)
???『返事はまだか?』
(どうすればいいのか分かりませんっ!!…あ、れ…?…視界が…暗くなってきてます…)
???『なっ…!…っ…』
私の意識はそこで途絶えました。
次に目を覚ました時、私は…
百戦錬磨の脳筋魔王様は田舎者メイドの私をお気に召した様です?! 檸檬 @Remon_0406
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