第七回 後編! この物語が終わっても、私たち親子の夏は……。
まだこれから! きっと、イベント揃いの夏になると、私は信じている。
新型ウイルスによる……未だ続く外出の自粛。
でも、私たち親子の絆は、
――負けない! 新たな驚きや明るい明日たちがあると、この子たちが教えてくれた。
私は悪いママだったけど、
ゲームの世界から、オリンピックの種目へと繋がる℮スポーツの世界へと発展の道を歩む
ママの方が、
この子たちに教わった。今なら、今こそ私は本当の意味で、『ママ』と名乗ってもいいのかな? ――そう心が囁いた時、あの人は、
「今までほったらかしで、ほんとごめん。……いくら謝っても済まないけど、
と言ってくれた。
「お母さん、どうしたの?」と、キョトンとしながらも千佳は訊く、ゲーム機の画面の前に於いてコントローラーを握りながら……私もまたコントローラーを握りながら、
「大丈夫、少し目にゴミが入ってから」と、子供のように見え見えな嘘を吐いた。
「目も体も大事にしてよ、お母さん。これから『格ゲー選手権』のトーナメントが始まるんだから」と、これからなの!
――私たち親子の『二〇二〇年夏物語』の始まりは。
僕らと一緒にゲームをしたママが、二〇二〇年の夏を飾るというお話。 大創 淳 @jun-0824
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