読みやすい。S君からの言葉が読者にストンと落ちる感じ。
人肌恋しくなればひとり布団に包まり、好意を持たれれば過ぎゆく雲ばかり眺めます。 幸せになりたいのに素直に享受できない人。 子供の頃に覗いた安物の万華鏡が…
とっても短いお話ですがオチがとても良くて、読了後に面白いものを読んだなという満足感がありました。男の子と女の子がゲームをするお話。S君、するどいッ!って思いました。
何気ない日常のようでいて、主人公の性格が逆説的に浮き彫りになっていくのが良い。似たような経験の持ち主も読者にいるかもしれない。
最後にハッとさせられました。 短編ではどれだけ読者に印象を残せるかが凄く難しいと思います。個人的にもプラスになった作品です。
サクッとしすぎて、最初、終わったことに気づきませんでした。でも、これくらいの長さで作者さんの色んな短編を読んでみたいな、そう思わせてくれる作品でした。
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