薄井友画伯に負けていません🎨

 つい、物語の内容の方に気を取られがちになります。けれどもその筆力には、独特のモノを感じます。
 カクヨム内で文章力が高い方は、何名か出会ったことがあります。ただ、作者様は単に文章力が高いというのとは違うような……?
 語彙力の問題なのでしょうか? 上手く言えないのです。拙い言葉で申し訳ないのですが、表現させて頂きます。

 野々ちえ先生の文章は芸術的だなと感じるのです。

 私がフォローさせて頂いている作家様の中でも、かなり珍しいタイプ。
 ほとんどの作家様は、物語を記述するために文章を書かれています。
 それに対して、野々ちえ様は。

――文章それ自体が芸術のように感じられる――

のです。もちろん、物語の記述もされています。けれども、表現される文章それ自体に、芸術性を感じるのです。
 他の作家様の文章が【音】であるとするなら、野々ちえ様の文章は【歌】――

 『何言ってるかわからない』?
 奇遇ですね。私も、何書いてるのかわかりません(え?)
 なので、本作の文章は感じてみて下さい。伝達記号以上の何かを感じられるはずです。
 作中の薄井友画伯の絵が圧倒的なら、作中の“あたし”の語りも同じく圧倒的に感じます。

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