戯言

ゴミ

どうして評価されないんだろうと感情を燻らせる反面、俺なんかが評価されるわけがないという諦めもまた湧く。

書いた作品は面白い。間違いなく面白い。ただ、それは俺だけが思っているだけであって周りは違う。何が駄目なのだろうかと考える。文章、設定、内容、才能、努力。いずれも当てはまるような気がするし、当てはまらないような気もする。流行の異世界物を書いても多分駄目だろう。俺の文章は、多分駄目なんだろう。

評価など気にしなければいい。書籍化しなくたって別にいい。書きたい物を書けばいい。そう思わなくもない。けれどそれは逃げの思想で、偉そうな事を述べるが、表現としては最悪な事のように思う。読んでくれる人がいるから物を書く。伝えたい事があるから物を書く。書くのであれば読んでくれるよな。伝わるようなものを創るべきと、俺は思う。

ここまで書いて恥ずかしくなった。木っ端のカスみたいな、箸にも棒にも掛からないゴミ作家もどきが「書く」とは何ぞやを語るとは。あぁ俺は駄目だ。駄目だ。駄目だ。

苦しい。苦しい。苦しい。何のために書いているんだ。何故書いているんだ。分からない。それでも書きたい。小説を書きたい。小説を書きたい。物語を作りたい。でもそれは無意味で無価値で、誰の評価しないゴミでしかない。苦しい。苦しい。