同題異話SR1期に計5回参加したとある小学生-2
11月。記憶を踏みつけて愛に近づく、というタイトル。
それまでで一番冷静に、考えて書いた作品だった。哲学的に記憶や愛について考え(というよりググり)、それ相応の時間もかかり、いっその事削除してしまおうかと考えた事もあった。だが、年明け。完結まで持っていけた時はとても快感で、小説を書くという行為に意義はあるのだと改めて思った。
12月。微笑みを数える日、というタイトル。
最初は奇病モノを書く計画だったが上手くプロットがまとまらず、天界を舞台にしたものに変更した。紅白歌合戦も終盤、パジャマ姿で必死に言葉を紡いだ記憶がある。
1月。その涙さえ命の色、というタイトル。
あまり読者様の心に残らなさそうなストーリーしか思い付かず、投稿を先送りにしていた。
そんな時、インフルエンザB型に感染してしまった。金曜日、前の席にいる人で体育のチームが同じだった女子が高熱で早退したのだ。
軽い喘息もある私は熱が下がっても咳は止まらず、肺炎にもなりかかった(新型コロナウイルスではないので安心してください)。
完治した頃には2月になっていた。結局、あのタイトルで小説を書くことはなかった。
2月。君の嘘、僕の恋心というタイトル。
私が昨年末頃からハマっている人狼ゲーム。嘘という言葉があったので、それが行われる小説にした。
ゲーム中級者の考察を考えるのに苦労した。なにせ、私自身ほぼ見るだけの経験。オンライン対戦もたまにやってはいるが、2割くらいの確率でミスったりエラーになる始末。
それでも記憶を踏みつけて愛に近づくで培った根気で、なんとか今月完結した。
そして3月。この作品。参加も5回目、段々慣れてきた。
1期が終わる今月、2期にも参加する予定の私は何を書けばいいのだろうか。そう考えた結果がこれだ。経験をまとめ、未知な中学校生活や2期に気持ちよく参加できるように。
もうすぐ桜が咲く。もう咲いている木もある。
そんな桜の木に、「来年も、新たに沢山の経験をした私を見せるね」約束をしてみた。
桜花は一片の約束-同題異話SRに出会ったJSの話- 幸野曇 @sachino_kumori
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