この恋は、きっと運命なのだ。

物語が始まって早々に起こる不慮の事故……それはまさかの“キス”!?

そんな衝撃の出会いから始まるSF恋愛譚。

(改稿前の感想です)

77年に一度の七夕の日に起こる『天罰と催涙雨』という設定が、まず格好いいです。また、そこまでの過程がしっかりと練られていて、非常に読みごたえがありました。

SF小説にありがちなものとして、描写が設定に追いついていないというのがありますが、そんなことなく、精緻な描写が終始続きます。
ですから、場面場面の映像がありありと映像化されます。
特に5章は、しばらく余韻で動けない程、圧巻でした。


SF好きにも、恋愛小説好きにも楽しめる作品だと思います。


ぜひ読んでみてください!!