僕の女子力は53万です。

なわけないです。
ごくごくフツーの男子学生です。

なのに、何をどうしたことか、彼は高女子力男子だと思われてしまっているのです。
それに目をつけたのが『家庭科部』とは名ばかりの家庭科部の面々!
もちろん全員女子です。

あ、いまウハウハハーレム展開を期待しましたね? 何? ラッキースケベ回もあるんだろ、って? 皆で温泉合宿回は何話だ、って?

あるか――――いっ!!!


ないのです。
このお話にはそんなキャッキャウフフな展開は、ないのです。

このお話は、ごくごくフツーの男子校生が、その類稀なる女子力を発揮して――いや違うな、その噂を払拭すべく、悪戦苦闘し、そしていつの間にか女子力53万の高女子力モンスターへと変身する――なんてお話でもありません。

悪戦苦闘まではあっています。
とにかく主人公の透君が、そろいもそろって女子力が『女死力』の女子達の中で悪戦苦闘する、というコメディです。

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