DAY④ 王国

「これが、俺か?」

俺はエリーに鏡をもらった瞬間自分を見た。

「かっこいい…」

かっこいいぞぉ!!??

アンティークドールか!!

整ってて…

肌も白くてすべすべ…そして、

「綺麗な金髪…」

王子?!?!

俺は王子になったのぉ?!?

「える?」

「なにぃ?!?!」

「目から、血が出てる…」

おいおい!

出るところ間違ってね!?

エリーそれにめっちゃ嫌そうな顔!!

「ごめんごめん。ティッシュくれる?」

「はい…」

俺はそのあとエリーとブラキリーにめちゃくそ謝った。

ーーーーーーーーーーーー

「で、話戻るけど。」

「はいっ!!」

「元気になったねぇ。」

エリーが優しく言う。

「では、行きましょう。」

「ごくり。」

俺は涎をのんだ。

「ここは、さっき言ったように、リグリカ王国、マリーア村。王家ファン・エクストラ家

の配慮している国だ。そして、王、王妃、四天王、第五天使、第四精霊で構成されている。」

「へぇー…じゃあ、2人は四天王の大2、3守護者ということか?」

「そうなるな。」

「すげー。」

「棒読みじゃん!!」

「そして、村にも1人ずつ王がいる。村は5つあり、マリーア村、リングリア村、ホルマシニ村、アイリーンズ村、ビニシラ村だ。王が変わるのは王が変えたい。とおっしゃった時だ。」

「(天皇と一緒だ。)」

「それが、実は5年後であってな。エリーはこの村の王の従者として、王戦に向かうんだ。」

「いぇーい」

まじか。

「そして、四天王。四天王は毎年変わる。王の信頼と精霊の希望でな。」

「へぇー…じゃあお前らはとても信頼されているって事だな。」

「まぁ、特にエリーは。」

なんで?

「エリーちゃんわー!5年連続の四天王たぴょん!」

「五年すごいじゃん!」

…ん…待てよ。

5年…

エリーは今15、だから、、

「すごいのレベルじゃねえ!!神やん!」

「神って…もう!えるはお世辞が上手だなぁ!」

「いや、お世辞じゃねぇから、」

俺は手を振りながら言った。

「次は第五天使についてだが、、まぁ、天使が帰ってきてからにするか。」

?どゆこと?

「ちなみに、私は8の頃五代天使でしたー!」

「五代天使も一年ずつかわるのか?」

「いや、天使は4年に一度。エリーはある理由で、天使を辞めたんだが。」

「っぉ…おう。」

すると、エリーが抱きついてきた。

「える、あのね、私の勘違いかもだけど、える、王族の血を引いてる気がするの!」

「えっ?」

すると、エリーに抱きつかれてるところから紫の光が。

「うわぁ!」

「ちょっとじっとして!分析するから!」

分析ってこうやるの?

思ってたのと違う。

ーーーーーーーーーーーー

エリーがぱっと離れた。

「えるごめんね!」

「いや、いいんだけど、俺さ、分析ってもっとこう…シャキーンみたいな感じだと思ってたわ。」

俺は眼鏡を上げるポーズをしながら言った。

すると、

「えるおもしろーい笑笑!!」

とめっちゃ笑われた。

「俺これでも真剣なんだけど???」

あはははっと笑い続けるエリー。

おれはぽんぽんと頭を撫でた。

「??」

不思議な顔をするエリー。

「可愛い。」

この時ブラキリーは心底思った。

「(慧。お前はモテるぞ。)」

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異世界召喚して王族だったらしく、最高の日々だったはずなのに俺の異世界生活はこんなもんか。 espion♪(えぴ) @espi3905

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