DAY③ カッコいい

「どこ?それ?」

ーーーーーーーーーーーー

「え?…」

俺は混乱した。

日本知らない?なのに日本語喋ってる。

どゆこと?

「兄さん、ここはリグリカ王国。超能力者の聖地。」

「は…はぁ??」

「お兄ちゃん。ここは、に、ほん?じゃなくて、リグリカ王国のマリーア村!」

おい、おいおいおい!

まてよ。

俺わかっちゃったかも。

これってもしかしてさぁ、

てか確実にさぁ、

「異世界召喚じゃね?」

「「?」」

やば、声に出た。

「異世界って…」

「お兄ちゃん本当ににほんってとこから来たの?!大丈夫?頭大丈夫??」

いや、頭は大丈夫だろ。

「俺、わかんねーわ。エリー…」

そりゃそうなるよね。

てか、異世界って言葉わかるだけですごいと思う。

「パラレルワールドから来たんだ…」

ちょっと違くない?!???!

パラレルワールドであってんのかな…

「よしつ!わかったよ私!お兄ちゃんは、にほんから来て、ここで生活しろって、天使に呼ばれたんだよ!!」

「てん…し?」

「にいちゃんそれが本当だったらなにも知らねーよな。わかった。一からおしえてやっから、きちんと聞いておけよ。」

何か話通じた!!

いや、エリーちゃんありがとう!

ーーーーーーーーーーーー

「まず、自己紹介だよね!えっと、私の名前は、エリザリアー・ミューズ!15歳!」

だからエリーね!なるほど?歳下だったんだ。わかってたけど!15か可愛すぎないか?

「元天使で、現在王国四天王第2守護者!」

まさかのすごい人!!多分。

「サイコキネシスとサイコトメリー使えまーす!」

超能力者の聖地だからか。みんな超能力使えんのかな?

「そして、私の最大の武器イ「やめとけエリー。」なんでぇ?!」

「お前のアレは強すぎて、訳の分からない人間には教えたらいけない。」

えー…めっちゃ気になる…

「わかったよ。じゃあ、次!はい!あっ!あとで分析させてね!お兄ちゃん!」

「はいぃ!!」

喜んで!!

「いいか?」

「はい!」

「俺の名前はブラキリー・フライ・ア・メルト。飛行とアポートが使える。四天王第3守護者。17歳。」

めっちゃ早口なんだけど?

「お兄ちゃんのお名前、教えてね!」

あ、俺もか。

「俺の名前は理月 慧。」

「ふぅーー!!顔もかっこいいし名前もかっこいい!」

えっ、今なんて?

顔が…かっこいいだと?!?

「ちょっと!鏡貸して!!」


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る