DAY② どこ?

「…。」

目を覚ますと俺は知らない天井を目にした。

「(起き上がってみるか。)」

と思い、起き上がった時、

「ばぁ!!!」

誰?!???!?!?

「うひゃぁ!!」

俺は甲高い声を出してしまった。こんな声を出したのはなん年ぶりだろう。

「どう?びっくりしたぁ??」

なんと俺の隣には紫の髪で虹色の目で、ムチムチした女の子が座っていた。目の中になんかの紋章がある。カラコンかな?

「びっくりするよ!!!」

俺は大声で言った。

「へへーん!!でしょ??」

と言いながらその子は腰に手を置き、えらいでしょ!という態度をとった。

「(可愛いなぁ)」

俺は思った、すると

「おいエリー。病人だぞ。静かにさせておけ。」

と黒髪の黄色と黒のオッドアイの細身の男子が出てきた。エリー?外国人?

「ブラキリーはわかってないなぁー」

「なにがだよ。」

ブラキリー?こちらも外国人?

「この子は、私の兄になるんだから!」

・・・・・。

「えぇ?!?!」

俺は大声をまたまた出してしまった。

そんなの事聞いてねぇ!!!

「はぁ?馬鹿じゃねーの??病人を兄にするとか馬鹿中の馬鹿じゃん。」

ごめんな。病人で。

「でー!!お兄ちゃん!どこからきたの?」

え?聞かなくてもわかるくない?

「え?だって、君たち、俺を家の玄関前で見つけたでしょ?そこが俺んち。俺、もう帰「え?玄関?なんのこと?」」

え?

「じゃあ俺をどこで見つけたの?」

「リグリカ王国の、ここ、マリーア村の噴水で溺死しそうになってた!」

は?

「リグリカ?マリーア??なんじゃそら。」

「ごめん、俺、もう一回いい?兄さんどこの国から来たの?」

え、そんなの。

「日本だけど?」

「に、ほん?」

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