38th Memory Vol.3(中国/成都/8/2020)まで読んでのレビューです。本当はもう少し読み進んでから書こうと思っていたのですが、カクヨムコン期間ということで、応援の意味もこめて書…続きを読む
どうしてか酒とタバコとアンティークな香りがするダークな奇譚。何処までも灰色と白色で象られた世界に赤いドレスを着た少女の姿が躍動的に映えるような錯覚を起こす一本。周りの世界は静かなのに主人公…続きを読む
主人公が集まるのは世界中に散らばった776冊の『異本』……それは読む者に作用し、存在する場所に異変をもたらし、世界を揺るがすほどの力を持つ危険な代物だった。蒐集の途中で異本を持つ少女と出会う主人…続きを読む
この小説の良いところは、物語の舞台設定の深さにあると思う。例えば、第1章のドイツでの話では、ドイツの気候を明確に示し、主人公たちの言動につなげていることに感心した。地理的な話になるが、ドイツの気…続きを読む
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