すきですけどなにか!

リレン

すきだってば!

はぁーも!

あとすこしで踏切閉まっちゃうよぉー

なんでこないの?

もー間に合う電車あと2本しかないのに‼︎

ミクルは今ハラハラしているのだ。

もう1時間は経っただろうか。

ミクルはもう何本も電車を見送っている。

タイシはまだ来ない。

特に約束をしたわけではない。

ただ彼を一目見たいのである。

あ!!!!!

線路の向かい側に自転車にまたがる

彼の姿が見えた。

おっそーい!!!

踏み切りおりちゃう!

ギリギリセーフ

はい!吸って?はいて?スマイル!

「おはよ!タイシくん!」

「おはよ!よかったぁ。お前がいるってことは、この電車間に合うんだな。」

「あ、うん。間に合うよ!」

会話が終わるとすぐに踏切の音が響いた。

ミクルは友達からタイシが行くという高校を聞きつけ、受験した。

ミクルは同じ中学である同級生のタイシのことを大好きになっていた。

ミクルの気持ちが神に通じたのか

晴れて同じ高校に進学できたのだ。

ミクルとタイシは別々の扉から乗車した。

あぁあぁああああああぁあ

おはよ!!!たいしいいいいいいいいい

ミクルは嬉しかった。

タイシに無事会えたこと。

言葉を交わせたことが。

クラス違うけど...

学校で会えるよね!!!!!!!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

すきですけどなにか! リレン @otoha_riren

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ