二つの物語が交互に展開します。一つは世間知らずそうな女の子の独白。もう一つはとある兵器についての会議。場面の切り替わりが字面からもわかって、こういう物語の進め方も出来るんだなって、目から鱗でした!まさかあんな兵器とは……兵器にも驚かされました。
用意周到な大戦略……を、思いつけるだけの見識を建設的に用いられない残念な人々……と、何者かの独白が交錯し恐るべき火花を散らす。ただ目先の敵を駆逐する以外に頭が働かない人々と『彼女』の姿が交互に頭に浮かぶ。 必読本作。
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