続き……になるかもしれない
家で本を読んでいて衝動的にパロデ……ゲフンゲフン。えーリスペクトした作品を書こうと思いついて、書いた話なのでもしかしたら続きを書くかもしれない。
気に入った設定あれば、教えてね。
――――――
この世界はゲームが二つ混じっているせいで、隠しキャラに相当する人物が多くなっている。
そもそも、この世界の元になったゲームが隠しキャラが二人いて、
計5人が普通にやっていても、ルートに入れないキャラだ。
しかも、面白いことに――その中に王女と王子がいる。
こういうゲームではありがちだと思うが、第三夫人以降が男の子が生まれず、娘を男子として育てたとか、親のせいで女装させられているとかそういう設定がどちらのゲームにもある。
何が面白いって、どちらのゲームでもその親の立ち位置が第三夫人だったせいで、その女装王子と男装王女の親が同じだっていう事だ。
正直、そこのすり合わせぐらいしとけよ、制作者! って言いたい。
乙女ゲーの方には攻略対象に王子が結構いるんだが、その中でも第四王子の立ち位置が面白くなってる。
第四王子は甘やかされて育った俺様ショタで、王様になりたがってるわけだが……そのルートのバッドエンドでは継承権を持つ兄弟姉妹を全員殺して王になり、圧政を敷いた結果反乱で殺されれる。
ハッピーエンドでは、主人公と結ばれて民に慕われるいい王になっていたが。
問題は、またしてもゲームが混じってるせいで起こる。
すり合わせが面倒だったのか、基本的にこの世界の制作者は設定をそのままぶち込んでいることが多い。
そのうえで、おそらくその設定の矛盾を自動でなおすシステムでも組んでいるんだろう。
ゲームのシナリオ上、どうしても王子や王女が名前も絵もなく、名称だけで存在しているわけだが、適当に混ぜたせいでその数が二倍に膨らみ、結果――第四王子が第十二王子になっている。
継承権が相当低い。しかも、この世界は二つのゲームが混じった設定で今まで存続してきた歴史を持つ。
今までに、主人公たちのような神からの加護を受け取った人間が王の代替わりごとに存在してたなんてことはない。
なので、王を決定する方法が複雑怪奇になってしまっている。
それでも、いろいろ頑張って調べ上げてみたところ……おそらく第三王子か第三王女までしか主人公と結ばれても玉座には座れない。
さらに、大問題が判明した。
この世界は、他国を含めると続編のゲームまで混じってしまっているのが分かったのだが、どの国を調べても俺が見つけた特殊な事例の時の対応が載っていない。
まあ、まず起こらない――というか起こるはずがなかった事例だから当たり前だろうが……。
その事例とは―――――
覚醒した主人公同士が結ばれた場合。
どうなるんだ? 神に選ばれた人間が統治するのが基本なわけだが、元第四王子の悲劇を鑑みるに順当に第一王子か第一王女が王や女王になるのか?
こんな事は誰にも聞けるわけがない。
この発想は俺が元となったゲームを知っているから浮かんできたものだ。普通は考えることなんてない。
しかも、最悪なことに国外の学園でも主人公たちが結ばれる可能性がある。
ゲーム内で明確に学園の名前が描かれていたならよかったが……誰かが手抜きしたのか、どんな学園かどこら辺にあるのか位しか描写されておらず、名前どころか周りの国の国名すら出てこない。
そのせいで、またずさんな融合が起きて続編の主人公たちが通う学園が同じになってしまっている。ふざけんな!
悪役令息、周回中。 ワナビ擬き @Aither
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