エピローグ
かくして私たちは仲直りした。
が。
「ひなたん」
藤原さんは私が座っている椅子に無理やり座っている。
距離感………ッ!!(物理!)
距離近すぎるとつらくなるってこと言わなかったっけか、私…?
「あ、あのさ……藤原さん……」
当然一人分の椅子に二人が乗っているものだから、休み時間なのに休めていない。椅子に座っているのに空気椅子ばりに辛い。
が、当の藤原さんはどこからそんな膂力が出てくるのか、平然とした顔でこちらに顔を向ける。
いや、だから近い、近いってば。
「なに?ひなたん?」
藤原さんは、こいつわかっててわざとやってるのか?というくらい中腰のままでやたらといい笑顔を返してくる。
こいつは存在のピントが多岐にわたり狂ってる。
「神崎ひなたの安息の日々は遠い……」
前の席の
「勝手に人のモノローグを喋るな!!!」
Fin
続・神崎ひなたの受難 〜藤原×神崎SS〜 藤原埼玉 @saitamafujiwara
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます