破裂音であるパ行の名前を付けることによって、「パピプリオ」は明るい都市のイメージを持つが、その実情は、固さがなくねちねちとねばつく土という負のイメージを持つ「泥」にまみれた世界。真逆のイメージを持つ言葉から作られた架空都市の設定とオチの造語は作者の独創的な発想で面白い。続編も読んでみたい。
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