ポストアポカリプスを感じさせるせつない電詩

詩、あるいは絵本的な構成と端的かつ想像力をかき立てる表現で読み手によって様々な捉え方ができそうな作品です。

終末後の世界でたった一人動き続ける主人公の空虚さと全体に漂う無常感は夜読むと眠れなくなること必至!

また、SF好きな作者らしいとある思考実験に似た情景もせつなく描写されており、それもまた考え出すと眠れなくなります。